翠松廻る     


      松江高等学校大正十年寮歌

        伴奏:TAKECHANバンド 

 1、翠松廻る山陰の    古都の歴史は三千年
   文化起りし源に    冬籠りせし文の花
   天地の精氣受け傳へ  今を春邊と咲き出でぬ

 2、嗚呼山陰の一角に   目覺めて立ちし健兒等に
   日本海の荒波は    高き理想の試金石
   鍛へ上げたる腕には  世の濁流もものならず

 3、千鳥城頭春たけて   若葉葉に風薫り
   紅蓮の色に燃え出づる 宍道の湖の夕映えに
   彼岸は遠く輝きて   幸は多かる吾が行手

 4、東出雲の富士高く   頸に巻くや雲の曲玉
   嵐氣幽に霧こめて   崇高獨り群を抜く
   峯より高き雲の   健兒の意氣を見よや人