自由の空に     


      高知高等学校大正十二年校歌

        伴奏:TAKECHANバンド 

 1、自由の空に寄す南溟の
   永久(とは)なる浪の響き
   常夏(とこなつ)の地や建依別(たけよりわけ)
   熱き血潮は流れて盡きず

 2、獨創進取は命の光
   生くるは未来、未来
   輝く(ひとみ)啓示(さとし)は何ぞ
   眞理の把持は我等が理想

 3、思想のうねり溷濁(こんだく)の世に
   どよみて響くいざや
   我闘はん御國(みくに)の爲に
   月の桂の旗押し立てて

 4、正義を叫び(まこと)の愛に
   覺醒(めざ)むる我等、我等
   いでや進まん大地に堅く
   國士の足の跡(いん)すべく

 5、溢るる力秘めたる抱負
   誓は堅し見よや
   古城のほとり輝く(いらか)
   高知、高知ああ我が母校


    *テンポは、四分音符=80程度。作曲者の指定は120であるが、実際には
     ゆっくりしたテンポで歌われてきた。また、「壮快ニ」の曲想も最近の寮歌集
     では省かれている。