美し播磨の　　　　　

　　　　　　姫路高等学校昭和十八年度寮歌

　　　　　　　　伴奏：TAKECHANバンド

　　　　　　　１、美(うまし)し播磨の國原に
　　　　　春曙に明け初めて
　　　　　煙る霞や白鷺の
　　　　　聰(さと)き姿を仰ぎては
　　　　　若き男子の胸に咲く
　　　　　知哲の花の香(か)ぞあはれ

　　　４、巖山の下(もと)人絶えて
　　　　　桐の一葉(ひとは)の散りゆけば
　　　　　またたく寮の灯(ともしび)や
　　　　　黙思(おもい)の冬は長くして
　　　　　今宵も胸の玉琴(たまごと)に
　　　　　自律の��春(はる)を惜しむなり

　　　６、さあれ享樂(けらく)の夢破(や)れて
　　　　　すさぶ嵐ぞ世の姿
　　　　　いざ健兒等よ白陵の
　　　　　傳統(つたえ)の劍(つるぎ)腰に佩(は)き
　　　　　やがては咲かん日東の
　　　　　大和櫻とたたんかな