開校五十年記念歌 濁りに染める     


      学習院昭和三年十月十八日   

        伴奏:TAKECHANバンド 

 1、濁りに染める人の世に 澄みて流るる一筋の
   たまの小川の香りこそ その水上の丘に住む
   清き心の若人が かざし忘れぬ桜花

 2、水の随に随に訪め来れば 山には春のいと更けて
   幾十の星を移せども 花瓔珞の蔭清く
   翼うち交はす群小鳥 永劫の調べを歌ふかな

 5、愛陵の秋にめぐり来し 今宵五十の花宴
   挙げてぞ受くる盃に 更に誇らん幾歳の
   栄の春を想ふとき 若き血潮は燃ゆるかな