静岡高等学校大正十二年度寮歌
伴奏:TAKECHANバンド
1、地のさゞめごと秘めやかに
安倍の川瀬の奏れば
芙蓉の峰は厳かに
天の黙示をもらすなり
ゆかしの陵や静陵は
高き望を富士ばらの
匂にこめて集ひ来し
我等が舘そびゆなり
3、思ひこりては虹なして
東海の空紅にそむ
慷慨悲歌の響きあり
熱血こゝに胸つけば
俗塵いつかひそまりて
焔の如き情熱に
駿府城下の月影は
さやけき光うつすなり
5、丘の歴史をそむるべき
多感の日こそ短けれ
高き矜に輝きつ
ラインの陰の驕慢の
色をにくみて純眞の
己を刻みし玉盞に
三年の春の朝暮や
若き生命をくまんかな
創立70周年記念「定本寮歌集」(古い寮歌はハーモニカ譜のまま)により歌い静岡高同窓会
に聞いてもらったら、「全然違う。代表寮歌をこのように歌ってもらったら困る」とのことであった。
「じゃー、どのように歌ったらいいのか」とお願いし、静岡高同窓会の村上先輩からいただいたのが、
8分の12拍子のこの演奏の楽譜である。