1、かの山越えて旅行かば
真の泉湧き出でて
智慧の果実のなるとしぞ
その森求めてひとすぢに
溢るる希望止みがたく
我が世の旅にいでたちし
2、旅行くままに人の世の
若き春日は訪ひぬ
物みな春の装ひに
行く道すがら息らひし
微風薫ふ木のまかげ
泉あふれて止まらず
3、げに人生のオアシスと
同じ想ひに集ひ来る
若き血潮の胸と胸
うるほふままに高なりて
いかでか堪えんその力
つきせぬ生を歌ひしか
*この寮歌には、二つの譜あり。私の演奏譜は一般的ではないが、私自身は好きである。