夕陽直射す         

        大正七年第七高等学校造士館第十七回開校紀念祭歌
                
伴奏:TAKECHANバンド   


1、夕陽直射す波の上に
  銀魚頻に跳る時
  秋なかば也薩摩潟
  自治の旗手の翻る
  下に集ふや若人が
  着つゝなれにし旅衣
  かたみに結べ友と友
  遠き行手は慰まむ

2、名もゆかしきよ鶴丸の
  まどかに結ぶ草の露
  薩摩隼人が夢の跡
  若き心の痛ましや
  思も頻る欄干に
  仰げば北斗さゆらぎて
  振るふ梢に樟の葉は
  無韻の哀歌奏でぬ