1、星屑散るよ南の 眞砂が磯に旅人ありぬ 無象の波に語らひし 旅の哀歌の今絶えて 夢に浮かぶか火の島の 漁火淡く咽ぶなり 3、都の塵に喘ぎつゝ 楠の高慕ひては はかなき言の記念にも 吹き來る南風の香りにも 友情の泉掬びにし 三年の榮光ぞ偲ばるゝ