1、十九世紀の文明の 殘光西に影薄く 波に明け行く東洋の 見よ蒼穹の雲の色 千古の海の洋々と 神の光の秋津島 3、さあれ筑紫の旅衣 古城の楠の風澄みて 民玉杯の宴にも 浮世や何處錦江の 波にそば立つ櫻島 薩摩小富士の巍峨として 5、嗚呼春はさめ易く 三年の運命薄ければ 理想に燃ゆる若人が 永久の契りの喜びを 南の國の思出に 歌ふ今年の紀念祭