1、野辺の小川に花咲かば 若き血潮を誇らなん
鈍色の雲ながめては 眉に憂愁を包むべし
さはれ吾等がかんばせに 輝く高き灯を見ずや
2、流れて止まぬ生命の 河に掉さし進む日も
重くとざせるにび色の 雲の扉うれふ夕にも
忘れし高く中天に 胸内に燃ゆる理想の灯
3、万象ながれ移るとき 白く咲き出しクローバの
姿を映す生命の 流れ静けき河の面
その平静と沈黙と これぞ我等が歩みなれ
5、大正二年若うして 希望の光、わが裏に
恒の正午を謳ふとき 集ひて祝ふ紅の
かんばせに見よ、永劫に 胸内に燃ゆる霊の灯を