野辺の小川に         

      大正二年第六高等学校寮歌
  
              
伴奏:TAKECHANバンド


1、野辺の小川に花咲かば    若き血潮を誇らなん
  鈍色の雲ながめては     眉に憂愁を包むべし
  さはれ吾等がかんばせに   輝く高き灯を見ずや

2、流れて止まぬ生命の     河に掉さし進む日も
  重くとざせるにび色の    雲の扉うれふ夕にも
  忘れし高く中天に      胸内に燃ゆる理想の灯

3、万象ながれ移るとき     白く咲き出しクローバの
  姿を映す生命の       流れ静けき河の面
  その平静と沈黙と      これぞ我等が歩みなれ

5、大正二年若うして      希望の光、わが裏に
  恒の正午を謳ふとき     集ひて祝ふ紅の
  かんばせに見よ、永劫に   胸内に燃ゆる霊の灯を