1、流星い逝き人去りて めぐる流転の現世に 神代ながらの古典繙けば 孤燈の下に深みゆく 秋の夜長に寮灯は 二更を過ぎて静かなり 2、月影踏みて友と行く 野末の森に夜は酣けぬ 苔むす志士の墓に伏し 熱涙しぼる若人の 胸に高鳴る憂國の 至誠を誰に語らんや