1、水悠々と流れゆく 花の野煙る夕間暮 まどろむ床に夢さまし 纜ときて船やれば 踔 厲の櫂さゆるかな 2、海潮音におどろきて 立つ水鳥の夢さます 春の朝に棹とりて 船路遥かに水きれば 顕華のてなみはゆるかな