1、流水遠く揺落の 傾く秋の高楼に 蕯笳の音も静まりて めぐる金絲の御幔幕に 桂樹の誉緑葉の 光は震ふ星の色 2、仰げば高し先人の 築きし跡は華の塔 其の高塔に鐘なりて 穹窿高く仰ぐ時 われや悲壮の血に燃えて いそしむ教柔の道