明治三十八年十月七日制定第二高等学校々歌
伴奏:TAKECHANバンド
1、天は東北ー山高く 水清き郷七州の
光ー教の因るところ 庭のあしたの玲瓏の
露に塵なし 踏みわくる われ人生の朝ぼらけ
2、花より花に蜜を吸ふ 蜂のいそしみわが勵
不斷の渇とめがたき 智識の泉掬みとらむ
湧きたつ血汐青春の 力 山をも抜くべきを
3、思千里の青雲を 高き理想を身の生命
「時」の大海岸の砂 絶えぬ進歩の跡のこせ
夕日の西に沈むとき 今日は空との憾なく
4、孤燈のもとに襟たゞす 夜半の窓の影ひとつ
天地寂たるたゞ中に 泣ても慕ふよゝのあと
傚はざらめや千歳の 光、ほまれの不朽の名
5、彼と等しく享けし種 咲きてわが世の花たらば
薔薇とにほへ蘭麝の香 土またさらばかんばしう
第二高等学校の 名に伴はん常久の榮