1、あゝ天日の輝きに 光漲る緑旆や
澎湃潮の溢れ來て 金鼓轟く水の面
壯士一度櫂執れば 白浪泡と砕け散る
2、墨堤前の戰に 北冥天は暗うして
將星こゝに墜ちし時 悲憤に咽ぶ丈夫が
唇きりし報復の 決死の誓固かりき
3、二高の意氣を身に負ひて 勝たでは已まぬ七人が
五尺のむくろ感激の 熱き血潮にまみれつゝ
再舉を計る二星霜 臥薪の夢を誰が知る
4、驕慢覺めぬ向陵の 槿花の夢を破るべく
「二高」の力鐵槌と 乾坤こゝに一擲の
覇を争はん我友の 意氣と力に榮あれや