あゝ天日の       

    
        
大正十一年一月七日第二高等学校對一高端艇競漕應援歌

        伴奏:TAKECHANバンド    


1、あゝ天日の輝きに    光漲る緑旆や
  澎湃潮の溢れ來て    金鼓轟く水の面
  壯士一度櫂執れば    白浪泡と砕け散る

2、墨堤前の戰に      北冥天は暗うして
  將星こゝに墜ちし時   悲憤に咽ぶ丈夫が
  唇きりし報復の     決死の誓固かりき

3、二高の意氣を身に負ひて 勝たでは已まぬ七人が
  五尺のむくろ感激の   熱き血潮にまみれつゝ
  再舉を計る二星霜    臥薪の夢を誰が知る

4、驕慢覺めぬ向陵の    槿花の夢を破るべく
 「二高」の力鐵槌と    乾坤こゝに一擲の
  覇を争はん我友の    意氣と力に榮あれや