むかし日ふ        

    
        
大正十一年(明治四十年頃)第二高等学校尚志會應援歌

        伴奏:TAKECHANバンド    


1、むかし日ふ「北方の強」
     七州の山河によりて
  帝國の未來を肩に
     負はんずる健兒の群ぞ
  汚さんや 汚さんや
    「二高」のわが名

2、蒼茫の大野を馳せて
     あれ狂ふあらしの叫び
  太古林日の蔭なきを
     焚き掃ふ猛火の焔
  比ふべし比ふべし
     健兒の意氣に

3、堅岩も碎かざらめや
     金鐵も熔かさざらめや
  虹霓の氣を吐くところ
     盤根に利器を示して
  あたるもの あたるもの
     皆塵と飛ばさむ

4、時到る、−五尺のむくろ
     青春の力ためせと
  紅血の躍る聞かずや
    「二高」の名懸るところぞ
  たゞ勝たむ たゞ勝たむ
     あゝたゞ勝たむ