1、嗚呼永劫の波路行く 時の流れに棹させば たどりし小徑一すぢに 青春の血に榮ゆるかな 2、甍や舊りし高樓に 自治の鐘の音ひゞきけん 繙く文に繚爛の 歴史や長し十九年 3、今殘燈の影淡く 枝もる月に風冴えて 聞け若人が訣別の 歌やすらかに流れ行く 4、宵の宴の夢白く 静かにふるふ胸の琴 三年の宿の名殘には 葡萄の美酒の香に酔はん