【解説】
アルゼンティノサウルスは地上最大の恐竜の候補の一つである。体長は約40m、体重は約100トンと推定される。
が、しかし、見つかっているのは脊椎骨、腰の骨、モモの骨、ふくらはぎの骨などの部分骨格だけである。そのため全体像ははっきりしていないが、見つかっている脊椎骨は、互いにしっかりと関節させるために背骨に特殊な関節が発達しており、巨体オ支えるための適応が見て伺える。これはアルゼンティノサウルスのみに見られる特長である。
また分類上、ブラキオサウルス類との類縁関係を指摘する研究者もいる。案外外見はブラキオサウルスに似ていたかもしれない。
アメリカ アトランタのファーンバーグ博物館にはギガノトサウルスとセットでアルゼンティノサウルスの復元骨格が展示されている。この骨格はブラキオサウルスによく似ているが、科学的な根拠はかなり怪しいと言われている。この骨格は一種のアートとしてみるのが無難なようである。
基本情報
アルゼンティノサウルス







分類 竜脚類 ティタノサウルス科
生息年代 白亜紀前期アルビアン階(約1億1200万年前〜9700万年前)
生息地域 南米アルゼンチン ネウケン州
体長/体重 約40m/約100トン
食性 草食

(上写真:国立科学博物館のアルゼンティノサウルス脊椎骨。手前はカマラサウルスの脊椎骨。大きさの違いがよく分かる。)














【アルゼンティノサウルス写真集】

 

上右:アルゼンティノサウルスの推定復元骨格図と腰の骨
上左:アルゼンティノサウルスの大腿骨、腰の骨、緋骨
右:アルゼンティノサウルスの脊椎骨、しっかりと関節しているのが分かる。

(写真は「大恐竜展1998 失われた大陸ゴンドワナの支配者たち」図録より)








上図、左図:アメリカ アトランタのファーンバーグ博物館のアルゼンティノサウルスの全身骨格復元。ブラキオサウルスによく似た姿で復元されているが、科学的な根拠は乏しい。
一種のアートとしてみるのが無難であろう。











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