【解説】
ウエルホサウルスは最期の剣竜である。
最期の剣竜としては白亜紀末期のインドにドラビドサウルスが有名だだったが、その後の研究で首長竜と装甲カミナリ竜の化石が誤認されたものだったということが分かった。と言うことで、確実に化石記録がたどれる剣竜がウエロホサウルスなのである。
白亜紀にはいると剣竜は急激に衰退していく、原因が良く分かっていないが、アジアとヨーロッパの一部を除いて絶滅してし、ノドサウル類が彼らの生態系的地位を受け継いでいった。しかし、アジアではジュラ紀的な環境が残っていたのか、剣竜は細々と生き残り、日本の福井や中国で化石が発見されている。どちらの環境もティラノサウルス類、オビラプトル類、トロエドン類などの白亜紀後期型の恐竜たちとも共存していた。
ウエロホサウルス自体の特長としてはその平たい骨板である。剣竜は進化するごとに骨板が平たく大型化する傾向がある。剣竜というとステゴサウルスが有名であるが、あのように大きい骨板は少数派なのである。
基本データ
ウエルホサウルス





分類 装盾類 ステゴサウリア ステゴサウルス科
生息年代 白亜紀前期
生息地域 中央アジア(新疆)
体長/体重 7m/?
食性 植物食











(全身骨格図:図版は「恐竜学最前線VOL4」より)




















(左図:「世界最大の恐竜博1994図録」より、トロエドン類の漁られるウエルホサウスの死体)


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