“顎関節症は生活習慣から” |
顎関節症とは、顎関節に関係する筋肉、靭帯、骨、軟骨の疾患の総称になります。顎関節は、外耳(耳)の前方に位置し口を開閉するときにでっぱりが感じられる部位になります。 顎関節は、体の中でも特殊な関節で左右の関節がひとつの骨でつながっており複雑な動きをしながら開閉運動をしております。ですから右側の関節に症状があったとしても、原因は左側の関節にあったりします。 原因としてはさまざまな考えられますが、不正咬合・生活習慣(片側咬み、同じほうの向いて寝るなど)等があります。症状が最近になって出たとしても(開かない・痛い等)長い経過(1年〜2年)を経て発症いたしますので治療もやはり長い経過を経て治っていきます。顎関節以外の症状ですと、肩コリ・腰痛・めまい・吐き気・頭痛・目の疲れ・首周りのコリなどがあります。すべてが顎関節症が原因という訳ではありませんが、顎関節症が改善されれば『肩こり等の症状が良くなった』とおっしゃっていただける患者様もいらっしゃいます。顎関節は体のバランスを取る大切な関節ということが言えます。 |
〔顎関節症の症状〕 顎関節症の症状には次のようなものがあります。思い当たるものはありますか?? @口が開かない、開けづらい A口を開けると顎が痛い B顎を動かすとカクンカクンという音がする C頭痛 D首や肩、腰の痛みやコリ E耳の痛み F目の疲れ などがあげられます。ひとつでも思いあたるものがございましたら当院にご相談ください。 |
〔顎関節症のレントゲン〕
顎関節症は症状が進むにつれ筋肉・靭帯の病変から軟骨の変形そして放置されますと下顎骨(関節部)の変形をきたします。 | |
顎関節は正常であれば下顎骨(関節部)は左右でほぼ同じ形をしておりますが、左図のように顎関節症が進んでしまいますと左右で骨の形が変わってしまいます。 |