野菜

会員の声で布ナプキンを扱い始める

くらしを耕す会が布ナプキンを扱うようになったきっかけは会員の声でした。
「布ナプキンを耕す会に紹介したのは、ナプキンってこんな単純なもので大丈夫なんだと思ったから。使い捨てのケミカルナプキンと違って自分の周りで完結できるし、毎回買う行為からも捨てる行為からも解放されました。」

会員から紹介をうけたほぼ同じ頃、当時のスタッフも布ナプキンの心地よさを実感していました。
「好奇心から購入してみたら、拍子抜けするくらい簡単な作り。使ってみれば不都合はないし、生理中であることを忘れてしまいそうな心地よさ。生理の終わりごろの不快感もなくなり、気にしてなかったけど紙ナプキンによるかぶれだったとわかりました。おまけにエコロジカルなので、これはいいとスタッフみんなでおしゃべりしました。」

二人の体験を受け、耕す会が輸入品の布ナプキンを初めて取り扱ったのは、1997年7月。ちょうどその頃、紙おむつの焼却灰からダイオキシンが検出されたとの報道もあり、使い心地の良さとゴミを減らしたいとの思いから耕す会の布ナプキンの取り組みが始まりました。

オリジナルの布ナプキンへ

布ナプキンは会員の反響は大きかったものの、高額で枚数を揃えるには負担が大きいと思われました。そこで、手頃な価格で取り扱えるように、オリジナルの布ナプキンを作ることになりました。

まず、知人に頼んで試作品を作ってもらい、使いやすい大きさなど試行錯誤の後、地元で縫製してくれるところを探して、1998年7月にグレーのネル生地を使ったオリジナル品が誕生しました。

オリジナル品を作るとともに、手作りナプキンのワークショップを開いて布ナプキンへの関心を高める取り組みも同時に行いました。それが新聞などで紹介され、会員以外にも広く知っていただけるようになりました。

無漂白ネル生地の実現

布ナプキンが広がり始めた頃にある程度の実績も出来た頃に、エコ・ナプキンの普及活動をしている角張光子さんとの出会いがあり、地元の繊維会社に生産ラインから漂白の工程を抜いてもらうように、共同で働きかけました。
環境に負荷のかかる漂白をしない生地が実現したのは1999年。
生成の自然な色合いがやさしいネル生地の誕生です。

使い心地抜群の白うさぎ

白うさぎのネル生地は両面をしっかり起毛してあるので、ふわふわとして、ほおずりしたくなる柔らかさです。その風合いを出すための起毛機の微妙な調整は職人さんのウデの見せ所。

できあがった布ナプキンはつけていることを忘れるほどで、生理の不快感を軽減してくれるものでした。この肌ざわりの良さと手に入れやすい価格とで徐々に広まっていったのではないでしょうか。

これをきっかけに女性が生理について語り始め、不愉快なことではなくなったことも布ナプキンがもたらした大きな効果だと思います。

無化学処理の実現と耕す会のねがい

漂白をしないだけでなく、合成界面活性剤による洗浄もしない道はないかと長年メーカーとともに試行錯誤してきましたが、2008年4月、白うさぎの生地は製造過程で一切の化学処理をしない新しいものに切り替わりました。

環境によく(ゴミが出ない、製造過程の化学薬品で水を汚さない)
体にもよい(ムレない、かぶれない、温かい)
白うさぎの布ナプキン

くらしを耕す会はこの布ナプキンをきっかけに、自分の体や環境への関心が高まり、使ってくださる方のくらしを見直すきっかけになることを願っています。