タンポポのような子U

(悲喜こもごものワンとの暮らし)mamatabasa

タンポポのような子、活動レベルアップ!!

 

若年性白内障のアメリカンコッカ−・アーニーのその後の様子をご報告させて下さい。

 

落ち込んで、へこんでしまった両目発症のあともずっと、

 

1ヶ月半〜2ヶ月に1度のペースで、

 

眼科専門の獣医さんに診てもらっています。

 

昨年、春頃になんとなく

 

最初に白内障になった左目の白濁部分が減ってきたような

 

気がする・・・と感じていました。

 

白濁は溶け出したタンパク質で、症状が進むにつれて

 

タンパク質が水晶体の膜から眼球内に吸収されていくそうで、

 

その時はまだ見た目は白かったのです。

 

その後どんどんと白濁した部分がなくなって行き、

 

ある日の事。

 

私のパソコンデスクと家具との間に細い隙間がありまして、

 

アーニ−がオシリをヒョコリとあげて、

 

隙間に前足を差し入れ、なにか引っ張り出そうとしています。

 

「なにガリガリやってんの!?」とアーニーの視線の先をのぞいて見たら、

 

丸まったティッシュが奥の方に落ちています。

 

「アーニー!見えてるの?」「やったぁ〜!すごいよ〜!」

 

嬉しさでいっぱいです!

 

こんな動作はあきらかに見えている証拠・・・と冷静に考えてみました。

 

そういえば、物にぶつかる事もなくなっているし、

 

ボールやオモチャでも良く遊んでいる。

 

次の検診時に先生に尋ねてみると

 

「左はボンヤリだけど見えています!」と力強いお言葉!

 

しかし「治っている」のではなく「進行している」との事。

 

このままうまくいけば、白濁は吸収されてしまい、

 

元の「黒い瞳」にはなりますが、

 

レンズの調節機能はなくなるので「遠視」の状態になるかも知れないと言われました。

 

けれども、そのような進行の仕方は多くはないので、

 

あまり期待を大にしない方が良い・・・みたいなニュアンスでした。

 

その後、秋になって・・・アーニーは強運の持ち主なのか、

 

期待通り「黒い瞳」になったのです!!本当に嬉しかったです。

 

クルクルと丸くて黒い目。

 

確かに遠視なので、オヤツを口のそばに持って行っても、

 

あらぬ方向を向いていたりするのは多々ありますが。

 

先生が「活動レベルが大幅にアップしていますね〜!進行はしていますが、

 

このように吸収される症例はまれなんです」

 

と笑顔で言って下さいました。

 

そうです、レベルアップして「ワルワルアーニー」が戻ってきました!

 

大はしゃぎし過ぎ、ミュウと大喧嘩する、

 

ゴミあさりをする・・・嬉しいけれど、ちょっと困る。

 

ミュウもタバサも、

 

ちょっと困っているそうです(笑)

 

そして気がつくと、怖がり眩しがっていたので外での運動が足りず

 

(けれど食欲が落ちる事は全くなく)

 

アーニーの体型は「ボローニャソーセージ」

 

のようにプリプリになっていたのです。

 

病気をかかえながらも、明るく元気なアーニーは「春のダイエット作戦」に励みますぅ。

 

人間もワンコも、つらい時、悲しい時があるけれど、

 

いつでも希望を捨てずに明るく前向きに生きていけば、

 

きっといいコトあるよ。

 

欲張って多くを望むよりも、

 

きれいな気持ちで小さくても喜びを見出すのがシアワセなんだね! 

 

・・・って、またアーニーに教えてもらった気がします。

 

もうすぐ春。タンポポの咲く季節。

 

天真爛漫なニコニコ顔で、みんなと一緒にお散歩しようね!

 

2005.04更新