ゲーム名 : THE SINKING CITY(シンキングシティ) Deluxe Edition
メーカー : Frogwares
ジャンル : アドベンチャー
備考 : ダウンロード専売、「Deluxe Edition」版は追加DLC込み
10点満点中 : 6点 (★★★★★★☆☆☆☆)
一言 : クトゥルフ神話を題材とした世界観は良いがゲーム性は今一歩

〜コメント〜

クトゥルフ神話の原案となったラヴクラフトの作品をベースにしたオープンワールドアクションアドベンチャー。
以前からニコニコ動画やyoutubeでクトゥルフTRPGリプレイ動画を見て本作に興味を持っていた所、 ニンテンドーeショップのセールでお買い得価格で販売されていたので購入。

本作は水没しかかった陰鬱で排他的、魚面の人間からクリ―チャーが徘徊する狂気と紙一重な街が舞台となっていて、 メイン・サイドストーリーの謎を追いながら探索を進めていく形となっています。 ストーリーには補足も解説もない謎めいた不気味な会話や単語が頻繁に飛び交いますが、それらは奇妙な魅力を放っており (動画で見たことのある名称が出てくるのもあって割とすんなり馴染めましたが)、好奇心と怖いもの見たさでストーリーを追う事自体は楽しいです。

ゲーム性としては、ちょっと不親切なオープンワールドといったところで、
SWITCHの性能としては健闘しているも、グラフィックはPS3の並以下でロードは若干長め、
ファストトラベルは指定の電話ボックス間でしかできない、
マップ全体は広いものの探索範囲は限られており、探索できる建物の構造もギミックも大半が使い回し。 通常画面にミニマップも路地街道の表示もなく、探索時に一々マップ画面を開いては路地の文字とにらめっこになるのは面倒、
クリ―チャーの種類も少なく、壁にめり込んだり障害物越しに一方的に攻撃出来たり、敵味方のアクションが雑。 怪物出没範囲外でも慣れてくると「あ、ここで出てくるな」と分ってしまうので戦闘が作業的になりがち、
等々、遊べるもののあまり褒められた出来ではありません。

また、3Dゲームで滅多に酔った事が無い私でも正気度喪失による画面のグニャグニャとした歪みに酔ってしまい慣れるのに暫くかかった点、
物語の意図的な暈かしは良いとしてもゲームシステムの微妙に説明が足りてない不親切さ、
海底マップの嫌らしさ(往復しなくて済むのが唯一の良心)、
推理しても結局行動で推理を覆せる点、
エンディング三種類どれもが幾らなんでもあっさりし過ぎな点、
クリア後の特典が無い、
等の不満点も残りました。

 

オープンワールドとしては古臭く総じて今一歩な出来の作品なので、クトゥルフ神話に興味が無い・知らない人や、この雰囲気に馴染めそうにない人は避けた方が無難でしょう。
逆に多少雑で不便でもクトゥルフ神話に興味がある人は楽しめるかと思います。私もなんだかんだで一応エンディングまで楽しめましたので。
ちなみにPS4やXBOX ONE等、他機種版の方が綺麗なので遊ぶならそちらがお奨め。
(※このレビュー掲載時現在、PS4やXBOX Oneのダウンロード版は配信中止になっているので注意)


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