ゲーム名 : バイオハザード2
メーカー : カプコン
ジャンル : サバイバルホラー
10点満点中 : 7点 (★★★★★★★☆☆☆)

〜コメント〜

いきなりですが今作は駄目だ!

…いえ、他のゲームに比べれば凄く良いゲームなんですよ。ですが前作バイオの続編と考えると自分にって2 は許しがたい出来内容だったのです。
ではいったい何が許しがたいのかと言いますと、それはユーザーに妥協し難易度を落としてしまった事です。 前作バイオハザードは難しくとも何度か挑戦すれば血路が見え先に進めるようになる、スルメのようなやり 込み甲斐のある神憑りの難易度でした。しかし2は違いました。初プレイだというのにサクサク進み、ラスト 近くでは弾が余りに余る。つまり、簡単、ぬるい、低難易度な訳なのです。
「何故それがいけないんだ」そういう人もいるでしょう。前作の難易度に投げたし、やる気がなくなった人、 ゲーム初心者の人にとってみてはちょっとした難しさで怖さも兼ね備えた面白いゲームとなっているのでしょ う。
ですがそのような簡単な難易度では前作のような極限に追い込まれた恐怖感なんて得られるはずがありませ ん。現に前作をやりこんだ人には物足りないとよく聞きます。ゲームとしての面白さよりも、難易度を落と して売上を選んでしまった。そんなカプコンに幻滅しました。

SS版バイオハザードの初回特典の小説の後書きにはこんな事が書いてました。「バイオは苦いビールでとっ つきは悪いが飲んだ後の爽快感はいい。」しかし思った以上に売上が見込めると判断した会社は名称はその ままで味を大衆に受けやすい味にして販売してしまった。多くの人は飲みごたえがあって好評ですが、前の 味でファンになった人には苦味のない平坦な味に物足りなさを感じ、結果一部とは言え不評が挙がりました。 でも会社は前の味の支持者の意見とは向き合わず、利益確保に走ったのです。
経営としては正しいでしょう。現に間口は広がった事により前のより売れている。しかしほんとにそれでよ かったのか。今はよくても徐々に味に飽きられ見捨てられるのではないのか。それを判らないのだろうか、 カプコンは。

難易度以外にもまだ言いたい事があります。
ホラーにとって重要な演出も、前作の"いい意味"でのB級テイストから、王道といえば聞こえが良いですが、 ありきたりなアクション洋画になってしまった。
レオンとエイダ恋愛感情などストーリーが目立ちすぎてホラーとして上手く噛み合っていない。
仕掛けや施設もそう。前作の洋館は裏設定と洋館というイメージから説得力はありましたが、2の近代的な建 物にあの間取り、仕掛けはあまりに不自然。
クリーチャーにしても、ゾンビは多すぎる数が恨めとなり=ザコ的、障害物という記号に成り下がりその恐 ろしさを殺してしまっている。Gなど肩の大目玉に始まり、腹から口と牙が飛び出、最後は巨大な肉塊エイリ アンに変貌を遂げる離れ業。そのぶっ飛んだ外見は既にファンタジー界の生き物と言っても過言ではありま せん。

やることなすこと全てが大振り過ぎで、もはやホラーとは呼べない代物と化してしまいます。

ゲームの完成度も高く、裏表のシナリオにオマケ多数とボリューム満点で一ゲームとしては素晴らしい作品 ですが…。あえてもう一度言います。バイオハザードの続編としては失格です。ああ、前作が偉大すぎただ けなのか今作が狙いすぎただけなのか。


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