ゲーム名 : スーパーロボット大戦30
メーカー : バンダイナムコエンターテインメント
ジャンル : シミュレーションRPG
備考 : DLCで追加参戦有
10点満点中 : 6点 (★★★★★★☆☆☆☆)
一言 : VXTと変わらぬマンネリ感

〜コメント〜

スパロボ30周年記念作品。 VXT同様の流れで本作単独で(一応)完結する昨今お馴染みのスパロボです。

基本的にVXTから踏襲されたシステムをベースにしていますが、 本作からは「ミッション制」という、ある程度シナリオを自分で選べる仕様になりました。 とは言っても、好きな作品のシナリオを先に遊べる程度の多少の自由度が増しただけで、特に目新しさというものはありませんし、 選択肢で二週目の別ルートを楽しめる楽しみも無くなってしまっているので、結果的に改悪されてしまったという印象はぬぐえませんね。
難易度はノーマルしかプレイしていませんが、これまで以上に大味で中以降LV99になるキャラが続出。 改造も成長もやり放題で、もはやだれが攻撃しても大ダメージを叩き出す超ヌルゲー状態になり、アップデートでLV三桁解放とかやっちゃう始末。 難易度変更を言い訳にせず、もう少し戦略性を持たせてもよかったのではないでしょうか…。

シナリオについても良くも悪くもVXTと同じノリ。版権作品間のクロスオーバーは相変わらずの面白味がありますが、 参戦作品間での扱いの温度差も相変わらず。
新規参戦でもグリッドマンやジェイデッカー、マジェスティックプリンス、復活のルルージュ、ガオガイガー対ベターマン、CS機初参戦のガンダムNT、 復帰作品のVガンダムやエルガイムはかなり優遇されている一方で、 同じく新規参戦のナイツ&マジックは同作の舞台は作中ほぼ登場せず登場キャラも限定的、 復帰参戦のコンバトラーVは敵勢力が一切出て来ず何でいるの的な雰囲気、 真ゲッターロボ世界最後の日は號、渓、凱が復帰した一方で真ゲッターロボがまさかの序盤から永久離脱し早乙女博士もコーウェン君もスティンガー君も出て来ず、 レイアースはエメロード姫のイベントを何の捻りも無く同じ展開で、今回は登場したファーレンは巨大サンユンのみ、チゼータはサポート要員のみでさっと終わらせちゃいますし…。 グチグチ挙げ出したらきりがありません。
また今作でもアムロ、ゲッターチーム、甲児の旧知の仲設定を使っていますが、折角1stガンダムも復帰参戦しているなら一年戦争時のホワイトベース隊のシナリオくらい遊ばせてほしかったです。
オリジナルについては、主人公勢は兎も角、敵勢力の魅力が無い。コピーキャラを並べただけの先生や先生の操り人形のライバルキャラ、 カットインは気合が入っているのに専用機がないヒステリーおっぱいさん、ラスボスは色違いと扱いが雑ですし、展開も時折敵がクイズを出してくるくらいであとは在り来たり。 Tのような最後の悪乗りちゃぶ台返しが無い分マシと言えばマシですが…もうこんなの出すくらいなら版権勢力をラスボスにした方が良いのでは。
あと追加DLCのためか一応のエンディングはあるも、「俺たちの戦いはまだ続く」的な未完のような〆方をやっちゃうのもなぁ…。 うーん、これはこれでDLCでまだまだ続けていくという前向きな捉え方もできるので否定しきれませんが、消化不良気味は否めません。

戦闘アニメーションもVXT同様優遇不遇の温度差が激しく、語り出したらきりがありませんので割愛しますが、システムそのものについて一言二言苦言を呈させて頂きます。 まず今作から導入された戦闘前の待機(?)アニメーションついて。 格闘ゲームの構えモーションのような動作が全体的にダサくて野暮ったいですし、テンポも悪い。これ、一体何のために導入したのか理解に苦しみます。
次に攻撃後に一度画面が暗転し反撃側の画面に切り替わってしまう点。折角流れるような戦闘シーンに水を差されたようで地味に改悪されています。
飽きさせないよう試行錯誤されているのは理解しますが、その労力を残念な戦闘アニメの方に回してほしかったですね。

追加DLCについては、参戦チョイスは個人的には満足ですが、 DLCキャラ用のシナリオは少なく敵勢力も殆ど登場しない、DLCキャラの宿命か本編での絡みも極端に薄いとオマケの領域を出ていません。 追加DLC第二弾も同様の節が見受けられますので、今度継続的にアップデートして盛り上げてくれないとぼったくりと揶揄されちゃいますよ。

 

何だかんだ言ってもVXTが好きな人は安心して遊べる内容ですが、そろそろ単発スパロボも限界ですね。 極端な変化を望まれていないゲーム故マイナーチェンジを細々と繰り返してはいますが、システム面で完全に煮詰まってきていますし、 批判を恐れてか機体やパイロット間の性能差を極力排しゲーム性を犠牲にし、好きなキャラを大活躍させるだけのシミュレーションとは呼べない”何か”に自ら貶めているようにも思えました。 近年動画投稿サイトでシナリオや戦闘アニメーションが垂れ流し状態になっている中、もっとゲーム性を工夫しないと先細る一方なのではと危惧しています。


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