※2019年のPSストアのセールで673円で購入(DLCは未購入)。サバイバルモードでクリア済み。死亡回数は113回でした。
バイオハザードの生みの親である三上真司氏が手掛ける完全新作のサバイバルホラー。
現実と非現実の狭間に放り込まれ翻弄されるおぞましく奇怪な世界観、そんな世界を盛り上げるBGM、不気味なクリ―チャー等ホラーゲームとして魅力的な本作。
三上氏が陣頭指揮を執るだけあってか名作バイオハザード4を彷彿とさせるようなステージクリア型のTPSタイプのゲームデザインとなっています。
クイックターンが無い、スティック移動で細かな動作がしにくい等やや不親切な部分も有りますが操作性は取っ付き易いです。
またガンアクション寄りだったバイオハザード4とは違ってサバイバルホラーの肝となる恐怖と緊張感を得るための高めの難易度調整がされています。
このため弾薬不足に陥り易く、慣れない内は基本無駄な戦闘は避け逃げ隠れするというスタイルとなりますが、
数少ない弾数を節約するための手段が豊富に用意されています。
システム的にはマップや倒した敵から拾えるグリーンジェルで身体能力や武器の強化できたり、プレイヤースキルでは
見つからないように背後に接近してからのスニーキングキル、
倒れている敵を焼却できるマッチ、
誘導すれば敵にも効果的となるトラップ、
拾ったりトラップを解除して入手するトラップパーツから作れるクロスボウの矢、
更にこれらを駆使すれば、例えば足を狙撃し転倒させ寄ってくる敵をも巻き込んでマッチで焼却できたり、
ショックボルトで一網打尽にしマッチで焼却する等、戦略の幅が広がりやり方次第で少ない弾薬を十二分にカバーできるようになります。
スリルとホラーの雰囲気を損なわない程度の爽快感のさじ加減が素晴らしく、これが実に面白い!
…と、ここまでだと割と良く出来たホラーゲームなのですが…、残念ながら本作には見過ごせない欠点があります。それは嫌がらせの如く理不尽な即死トラップが満載な事!
大抵ノーヒントで体力が満タンでも触れただけで即ゲームオーバーと言う仕掛けが各チャプターに散りばめられており、何度もやり直すことで作業的になってしまい、折角スリルとやり応えがある戦闘も興冷め必至です。
特に後半のラウラ戦は酷く、クリアまで長い上に仕掛けが満載、少しでもミスれば即捕まり一撃死でやり直し、最速クリア動画を参考にした後でも10回近くはやり直しました。 (理不尽さに憤っていて詳しく覚えていませんがもっとだったかもしれません。)
ブラッドボーンが可愛く思える位あちらこちらで余りに唐突に理不尽に死ぬ様に、ふとファミコンのスペランカーやコンボイの謎を連想するほどです。…ほんとファミコン時代並に酷いったらありゃしない!
他、画面の上下に黒帯(レターボックス)が付いていて見辛い (クリア後にオプションで変更できると知りました(笑))、
仕掛けを動かしたいのに微動な操作がやり難い、
後半コケにするかの様に遠近距離で重火器をバンバン撃ってくる雑魚敵にイラつく、
散々強化し弾薬も貯めに貯めたのにラスト付近はイベント専用の機銃やロケットランチャーで終わってしまう、
クリアしてもいまいちはっきりしないストーリー (現実と空想がリンクしてる?これが科学の結果だとしたらSFとしてぶっ飛び過ぎやしません?) 、またどうやらDLCを購入しないとキッドと暗躍する組織の全貌真相が見えてこない等、幾つか不満点も。
尚、巷でグラフィックが酷いとも言われていますが私個人はこのグラフィックには特に不満は感じませんでした。
本作は折角良く出来ているのに即死満載のせいで台無しにしてしまった印象ですね。
いくら恐怖感を演出する為といってもこの死に覚えゲーはやり過ぎです。
600円台で購入できたので少し甘めに採点しましたが、世間で酷評されているのも納得です。
ホラーゲームが好きでも理不尽な死に覚えゲーは嫌だと言う人はお薦めできないかなぁ。