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糖尿病について

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糖尿病の5大症状
1・のどが渇き、水をたくさん飲む
  激しい人は、夜中も起きて水ものをガブガブ飲みます。
  健康な人は1日1リットルぐらいの水分を取りますが糖尿病の人は
  1日2〜5リットルぐらい欲してしまいます。

2・よくお腹がすいて、いっぱい食べる
  いっぱい食べてもすぐ空腹感が出てきます。
  甘いものが欲しくなり、一度にかなりの量を食べたり1日に何度も食べます。

3・よくおしっこが出る
  1回の尿の量や1日の回数がかなり増えます。
  特に悪化すると夜中に何度もトイレに行ったりします。

4・疲れやすく、身体がだるい
  何も出来ないぐらい、だるく、睡眠を取っただけではだるさが取れません。
  また疲れやすく、動作が緩慢になります。

5・急に痩せてくる(初期には、急に太りだすこともある)
  尿から糖分が出るため、自分の脂肪を燃やしだし、急にやせ始めます。
  また初期では急に太った人もみられます。

糖尿病とは?
糖尿病は、血液中のブドウ糖濃度が高い状態が持続する病気です。

糖尿病でない人は、食事をしてブドウ糖やアミノ酸が体に吸収されると、
膵臓からインスリンと呼ばれるホルモンが分泌されます。
このインスリンの働きにより、食物から吸収されて血液に入ったブドウ糖が
筋肉組織などへ取り込まれて、血糖が一定以上に上昇しないように
なっています。
このインスリンによる血糖降下作用が弱くなると、糖尿病になります。
つまり、膵臓から分泌されるインスリンの量が減少したり、なんらかの原因で
分泌されたインスリンがうまく働くことができなくなると、糖尿病になります。
 
<糖尿病の2つのタイプ>
インスリン依存型糖尿病
若い人に多く、急に発病し(ウイルスの感染などにより)膵臓のインスリンの分泌が
ほとんどなく、決まった時間のインスリン注射が必要です。
  
インスリン非依存型
ほとんどがこのタイプです。インスリンの分泌量が低下しやすく、
糖尿病になりやすい体質を持っている人に
食べ過ぎ、運動不足、肥満、ストレス、加齢などのインスリンの作用を妨害
するような引き金が加わって、ゆっくり発病します。
 

 糖尿病が進むと、糖尿病の他に恐ろしい病気が出てきます。
  これを糖尿性の合併症といいます。

<合併症の主なもの>
  ★脳梗塞:血液がシロップ状態になり、流れが悪くなって、塊が出来て脳の細い血管に
          詰まってしまいます。詰まってしまうとその先の細胞が死んでしまい、
          脳梗塞が起こります。

  ★心筋梗塞:脳の場合と同じく、心臓の動脈に血栓が詰まり一部の心筋に血液が
           行かなくなってしまいます。
           軽い場合は一時的な痛みの狭心症になります。

  ★糖尿病性腎症
    初めは尿に少量のタンパクが時々出ますが、病気が進行すると
    目に見えるような白濁したタンパク尿が出ます。
    また顔面や手足にむくみが出て、
    重症の場合尿毒症(腎不全)になり、人工透析が必要となります。

  ★白内障
    普通は、加齢などの老化により、目のレンズ部分が白くなり見えなくなる
    病気ですが、糖尿病でもかなり多く進行もずっと早くなります。

  ★網膜症
    糖尿病が悪化すると、血液の流れが悪くなります。
    そうすると眼底(網膜)に出血が起こり、失明にいたったりします。
      
  ★しびれや痛みなどの神経障害
    糖尿病になると、手足のしびれや神経痛を大なり小なり起こします。

  ★すぐ悪化して治りにくい皮膚病
    血液がシロップ上になると、細菌やウイルスに対する抵抗力が弱まり、
    すぐ炎症を起こしやすくなります。また化膿や炎症が悪化しやすく
    回復力も弱く長引きます。
 
 普通糖尿病になってから、5〜6年で神経障害が、7〜10年で網膜症が現れ
 15年程度で腎症が出現します。このように糖尿病は、治療せずに放置すると
 大変恐ろしい病気ですが、しっかり治療し状態を良好にコントロールすれば、
 糖尿病でない人と同じ健康な生活が送れます。


 糖尿病の治療の基本は、1・食事療法 2・運動療法です。
 1・食事療法 (肥満の解消も必要)
   ★血糖値の上昇を抑制する 根っ子の植物
    ごぼう、にんじん、レンコン、ヤマイモ、タマネギなどの土の中から取れる
    植物をしっかり食べましょう。
    全般に低カロリー食品で、ビタミン・ミネラルと共に植物繊維を含んでいます。
 
   ★細胞の老化を抑制する 種子の植物
    ゴマ、アズキ、クロマメ、ダイズ、アーモンドなどには植物の生育に必要な
    栄養がバランスよく含まれています。

   ★細胞の働きを増強する 海の食物
    魚、海草類、貝類などミネラルいっぱいで、貴重なタンパク質の補給源とも
    なります。
   特に、牡蠣は、糖尿病食としても最高です。
      牡蠣は、完全栄養食(海のみるく)とも言われますが、糖尿病の改善に
      必要な栄養も入っていて、特に亜鉛やタウリンをズバ抜けて多く
      含んでいます。
      
      糖尿病の人では、1日150gの生カキを2週間も食べ続けると、
      たいがいの人で血糖値の変化が確認できます。
      試してみてください。      
 2・運動療法
    中程度の全身運動
    (50歳代であれば脈拍が1分間に110程度になるような運動)
     を毎日30分以上行うと効果があります。
 
    食事療法および運動療法で血糖値が十分に正常化しない場合、
    飲み薬やインシュリン注射が必要になります。

  ◆生薬製剤では 寿位 糖解錠などがあります。

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