・食べ物の味がまったくわからない
・ 何を食べてもおいしくない
・ 自分では、ちょうどいいと思っても家族から濃い味付けだといわれる
・ 何も食べていないのにいつも苦い味がする
これらは 「味覚障害」といわれる病気なのです。
食物の味は「味蕾」という舌やのどの奥に広がっている
味覚センサーで感じます。
「味蕾」は、その字のとおり花のつぼみの形をした微小器官です。
「味蕾」にある 味細胞と、食物の成分とが鍵と鍵穴のような関係で
反応して味を感じます。
味覚は、視覚、聴覚、臭覚に比べて最も老化しにくいと言われていますが、
高齢になると味蕾の数は1/2から1/3に減少し、味付けが
濃くなりやすい原因と言われています。
高齢者だけでなく味覚障害は、最近では若者や女性の間で
急増している感覚障害です。
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