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ガン(癌・がん)を防ごう



がんや老化の原因として共通してあげられるのが〈酸化〉と呼ばれる体内の
化学反応です。

鉄がさびる(酸化する)と赤茶けてボロボロの状態になるのと同じように、
体内の酸化反応は細胞の正常な活動を阻害し、血流を低下させ、酸素欠乏を招き、
炎症を引き起こし、異常な細胞の増殖にも拍車をかけることになります。

体内の酸化反応は体内で発生したフリーラジカル
(遊離酸素・活性酸素とも呼ばれます)
によってもたらされます。

フリーラジカルは放射線、紫外線、化学合成物質、喫煙、ストレス、
栄養のアンバランスなどで体内に発生しやすくなります。

こうしたフリーラジカルの攻撃から体を守るためには、抗酸化作用、酸化還元作用をもち
免疫力を高めるための栄養、ビタミンA,ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、
カルシウム、亜鉛、ヨード、セレンなどのビタミン、ミネラルを積極的に
摂取する事が大切になります。
 

※注意!ガンによいからと多量にミネラル、ビタミンを摂取することは
無意味なことであるばかりでなく体に悪影響を及ぼす可能性もあります。
用法、用量を守り、医師または薬剤師に相談の上お飲みください。  

ビタミンC(アスコルビン酸)
ビタミンCが不足すると壊血病になることはよく知られています。
血管や歯茎を強化し、免疫力を高めるのに役立つビタミンといえます。

ビタミンCには酸化したものを元に戻す酸化還元作用があり、これがシミの改善や
ガンの予防につながります。ビタミンCはヒトの体内で合成されないため
食品や補助剤から補給する必要があります。

アメリカでは1日1000r以上の摂取が推奨されています。  

食品では・・・柑橘類、いちご、キュウイ、パセリ、ピーマン、トマト、ジャガイモ  
  


ビタミンE(トコフェロール)

「妊娠のビタミン」「若返りのビタミン」と呼ばれ、不妊症の治療や老化の抑制に
役立つビタミンです。ビタミンEの作用の中心は酸化を防ぐ抗酸化作用です。

体内のフリーラジカルの捕捉や過酸化物質の生成の抑制に役立ちます

ビタミンEには8種類あり小麦胚芽油に含まれてるα型のものが
最も高い抗酸化作用を示します。 
 
食べものでは・・・小麦胚芽、大豆  

ビタミンB群
ビタミンB群にはコリン、イノシトール、パントテン酸、ニコチン酸、葉酸、ビオチンなど
多くの種類があります。

いずれも糖質、脂質、タンパク質などの主要な栄養素をスムーズに活用するために
欠かせない栄養素です。

栄養の正常な代謝がスムーズに欠かなくなると体内に老廃物や毒物が生じ、
全体の栄養バランスを崩す結果になります。

健康を保つためにはビタミンB群に限らず、その他のビタミン類、
ミネラル類の協力が欠かせません。  

カルシウム(Ca) 
カルシウムは日本人全般に不足しやすいミネラルです。

骨や歯の成分となるばかりでなく、体内でカルモジュリンと呼ばれるタンパク質を
形成します。

カルモジュリンは「生命の炎」とも呼ばれ、多くの酵素を活性化するために
不可欠の物質です。

癌とカルシウムの関係では、カルシウムの摂取量の多い人の方が
ガンの発生率が低いという報告があります。  

食べ物では・・・牛乳、小魚  

セレン(Se)
セレンはビタミンEの100倍もの抗酸化作用を持ち、ビタミンEと併用するとさらに
相乗的効果がもたらされます。

アメリカで、土壌中にセレンの多い地域では、ガンの発生率が低く、逆にセレンの
少ないところではガンの発生率が高いことが報告されガンとの関係で注目されています。

セレンは過酸化脂質分解や解毒機能の向上にも役立ちます。 

食べ物では・・・ごま、ニンニク、ネギ、朝鮮人参、牡蠣  



亜鉛(Zn)
  
「美容ミネラル」「育毛ミネラル」など多くの呼称を物ミネラルでその幅広い効能が

注目されています。

亜鉛は体内でスーパーオキシドジスムターゼ(S.O.D)と呼ばれる酵素の形成

に活用されますが、このS.O.Dはフリーラジカルを捕捉し若さを保つための

重要な酵素です。亜鉛は牡蠣に最も多く含まれています。



<亜鉛と癌の関わり>

癌が細胞の突然変異がきっかけで発生する病気であることから、
細胞の正常な分裂を維持する事ができれば、癌は防げます。

細胞が分裂するときには様々な酵素が働いています。
それらの多くの酵素の働きになくてはならないのが亜鉛です。

亜鉛にはタンパク質を構成するアミノ酸と結合して、タンパク質の構造を安定的に
保つ働きがあり、細胞の形成や成長、代謝に欠かせない微量金属元素のひとつです。

たとえば、遺伝子の詰まっているDNAを複製させるものにポリメラーゼという酵素があり
この酵素にも亜鉛が含まれていて、亜鉛が不足すると充分に働くことができません

また、細胞分裂の際にDNAをコピーするときに使われるジンクフィンガーと呼ばれる転写
活性タンパク質にも亜鉛が多く含まれています。

亜鉛が不足すると遺伝子は傷つきDNAの組み替えミスも起きやすくなり、癌になりやすく
なります。癌の発生原因である細胞の突然変異に直接関わっている活性酵素を除去
する酵素の中にも亜鉛は含まれています。
 
食べ物では・・・牡蠣、ショウガ、ステーキ、レバー 

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