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名称

法華経寺五重塔
総高 30.80m 文化財指定 重要文化財
所在地 千葉県市川市中山2−10−1
建立年 元和8年
(1622年)
建築様式 おおむね和様
構造形式 三間五重塔姿。瓦棒銅板葺
塔の外観
塔の歴史
法華経寺は日蓮宗四大本山の一つで、境内の
五重塔、祖師堂、四足門、法華堂は国の
重要文化財に指定されている。また聖教殿には
日蓮の書いた立正安国論、歓心本尊抄
(ともに国宝)や日蓮自筆遺文(重要文化財)が
保管されており、さながら文化財の宝庫である。
塔は元和8(1622)年に本阿弥光室が両親の
菩提を弔うために加賀藩の援助を受けて
建立したもので、本門寺旧寛永寺の五重塔と
ほぼ同じ規模であるが、他の塔と比べると
軒の出が少ないので、特に細長い印象を
受ける塔である。尚、建築様式はおおむね
和様で造られているが、最上層のみは禅宗様
となっている。これは明治45年に半解体
修理が行われた際に変更された可能性が
強いと考えられている。また、昭和55年にも
修理が行われ、外部に弁柄塗りが施され
現在のような姿となった。

俺の感想
コメント

実は以前、大学時代の友人がこの法華経寺の
境内を通った先にある住宅街のアパートに
住んでいたため、過去に何度も何度も目に
している塔である。が、正直にいってこの塔は
いいところを探すのが難しい。いわゆる
逓減率
小さく軒の出も少ないため、その細長い塔身は
いかにも頼りなく安定性に欠いているように
観えてしまう。また塔は樹木に囲まれている
ため、少し離れた場所からだとたちまち
全景を障害物なく観ることができなくなって
しまうこと、昭和55年の修理により弁柄塗りが
施されたそうであるが、お世辞にもきれいとは
いえない、ただペンキをベタ塗りしたような、
まるで消防車を彷彿させるような色に
仕上っていることなど、残念な点を
挙げたらキリがない。法華経寺自体は
日蓮宗四大本山の一つで広い境内のみ
ならず参道や門前町なども含めて、実に
重厚な歴史と威厳を感じさせるものがある
だけにそのギャップには愕然とさせられる
ものがある塔である。