名称

法観寺五重塔(八坂の塔) 別館のブログへ 
総高 36.40m 文化財指定 重要文化財
所在地 京都府京都市東山区清水八坂上町388
建立年 永享12年
(1440年)
建築様式 和様
構造形式 三間五重塔姿。本瓦葺
 塔の外観




塔の歴史
法観寺は
聖徳太子が創建したと伝えられ、往時は四天王寺式伽藍が建ち並び延喜式
七ヶ寺の一つに数えられるほどに隆盛を極めたが、現在は五重塔(八坂の塔)と
太子堂、薬師堂を残すのみである。 創建当初の塔は治承3(1179)年に焼失、
建久年間(1190〜1199年)に再建されるも再度焼失。現在の塔は永享12(1440)年
に足利義教によって再建されたものである。再三の再建にも礎石・位置は創建時と
変わることなく同じ位置に建てられている。 明治40年に解体修理が行われた。塔内
には本尊として五智如来像五体(大日、阿弥陀、釈迦、宝生、阿しゅく)が安置され、
須弥壇の下には創建時のものと思われる飛鳥時代の古い松香石製の大きい
中心礎石が残されている。

俺の感想
コメント

法観寺五重塔。法観寺と聞いてもよほどの仏塔マニアでなければどの塔のことだか
わからないに違いない。が、実はこの塔は古都・京都の代表的な景観の一つであり、
全国の五重塔の中で最も知名度がある塔の一つである。そうである、通称「八坂の塔」
の正式名称が『法観寺五重塔』なのである。といっても現在(昔から?)では八坂の塔
の方が通りがよいのはいうまでもない。だが、これだけ有名な塔であるにも関わらず、
法観寺の拝観をして、境内から塔を眺めたことがあるという人は全体の1%にも満た
ないのではないだろうか?なぜならば、この八坂の塔は法観寺の拝観をしなくても
夢見坂から観ることができるからだ。このためなのかどうなのか、この法観寺が拝観
できるのは不定期である。私はお寺の方とあれこれとお話をさせていただいたが、
その商売っ気のなさというかマイペースな脱力感がたまらない。が、この法観寺の
五重塔は日本に現存している二十二基の五重塔の中で唯一内部を公開していて
二層目まで登ることができる仏塔マニアからしたら決して素通りすることのできない
特別な意味を持っている重要な塔である。(ちなみに日本に現存している三重塔
でも内部に立ち入ることができるのは島根県にある清水寺三重塔のただ一基のみ
である。)つまりこの法観寺の五重塔は普段、どんなに望んでも決して入ることの
できない仏塔の中に入ることができる、いわば「夢叶う仏塔」なのである。尚、この
塔には五層にのみ展望要素を持った匂欄がめぐらされていて、終戦後しばらくの
間は五層目まで登り眺望を楽しむことができたということである。確かに二層目
より上にも登っていくことができそうな造りとなって いた。私も死ぬまでに一度で
いいので、五層目まで登って、そこからの景観をぜひ見てみたいものである。

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