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墓 所 名 相馬師常の墓
お墓の様子
所 在 地 神奈川県鎌倉市扇ガ谷2

〜コ メ ン ト〜

相馬師常の墓。師常は鎌倉幕府草創期の有力御家人の

一人で、源頼朝の重臣・千葉常胤の次男。治承4(1180)

年に父と共に頼朝の挙兵に加わり、文治5(1189)年には

奥州征伐に従うなど多くの戦功を挙げて相馬氏の祖と

なった。尚、師常の墓は柔らかい岩盤を洞穴のようにくり

抜いた墳墓で納骨所と供養堂を兼ねた「やぐら」と呼ばれる

鎌倉独特の墓である。現在鎌倉には約1200(土中深く

埋もれたものを含めると約2000)基のやぐらがあると

言われている。なぜ鎌倉時代にこれだけのやぐらが

造られたかというと、平安時代より有力者は法華堂を自らの

墓所に建立する習わしとなっていたが、極端に平地が

少ない鎌倉で、有力者が競って法華堂を建立してしまうと、

居住地域を圧迫してしまうため、幕府が市中に墓所を造る

ことを法令で禁止したので、やぐらが造られるようになったと

考えられている。つまり鎌倉時代の御家人はその多くが

やぐらに葬られているものと思われるが、残念ながら

被葬者の名前がはっきり伝えられて例は極めて稀である。

そうした中でこのやぐらは保存状態がも良好で鎌倉時代の

姿を良く伝えていると共に、被葬者が知られることからも

資料的価値が非常に高いとされている。

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