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 月も雲間のなきは嫌にて候


  出典 : 禅鳳雑談


  作者 : 村田珠光


  意訳 :
   月も雲一つない状態では嫌気がさすものである。
   (月は満月で煌々と輝いているよりも、雲が
   かかって見え隠れしている方が好きだ。)


  解説 :
   茶の湯の美意識を代表する言葉として古来著名な
   一言。この珠光の言葉にみられる完全性を否定する
   姿勢(不十分なもの、不完全なもの、簡素なものに美しさを
   見出したところ)こそが「わび茶」につながるとされる。