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「一之宮とは」
下野には一之宮とされる神社が二つある。

ともに二荒山神社と呼ばれ
日光宇都宮

にある。どちらが一之宮か学界でも

定説はない。二荒山神社という名称から

みれば、二荒山(男体山)そのものに近い

日光が本家であると考えられる。一方で

宇都宮の二荒山神社からは北西

約20キロに男体山が位置していて

高台にある神社からは天候さえよければ

男体山を十分にみることも可能である。

尚、平安時代の法律書、
延喜式の

下野の名神大社
の項には「河内郡

二荒山神社」
とある。この「二荒山神社」が

日光
宇都宮のどちらを指すのかが

問題となるが、
旧河内郡は宇都宮市を

含む地域
で、日光市は旧都賀郡に属した

ことから、この「二荒山神社」が
宇都宮の

それ
を指すことは明白で由緒正しさから

すれば
宇都宮の方に軍配が上がる。

明治時代になって宇都宮が国幣中社に

ランク付けされると、日光側の抗議により

日光が国幣中社に取ってかわり、宇都宮

県社に降格。今度は宇都宮側が訴えて

同じ国幣中社になった。この騒動の際に、

われこそは一之宮で由緒正しいと双方が

主張したが、結論が出ないまま

今日に至っている。

『〜下野国の場合〜』