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『三重塔にハズレなし』
三重塔にハズレなし。これは長年、五重塔・

三重塔巡りをライフワークとしている私が

だいぶ以前からしみじみと肌で感じている

ことである。逆にいえば五重塔にはそれだけ

ハズレが多いということでもある。つまり極端な

当たりハズレがある五重塔とは違い、三重塔

には大ハズレだと思うことがないのである。

しかしながら三重塔はどれも平均点で

当たりハズレがないかわりに際立って

大当たりだと思ったこともないというのが

私のいつわらざる正直な実感である。

(あの薬師寺の三重塔ですら、私には

極めて平凡な塔としか思えなかった…)

このため五重塔は現存している二十二基

『すべての塔』のことを極めて明確に

はっきりと鮮明に記憶に残っているものの、

三重塔については(そもそも五重塔より

数が断然に多いということもあるの

だろうが…)強烈な印象が残らないのか、

記憶が実に曖昧になってしまっている

ものも少なくないのである。