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 願はくば 御国の末の 栄行き
 
 吾名さげすむ 人の多きを



  作者 : 重光葵


  意訳 :
   いつかまた日本が繁栄を迎えて、屈辱の降伏
   文書に署名をした私が軽蔑・罵倒される日が
   くることを願いたい。



  解説 :
   重光葵は東条・小磯内閣の外務大臣。敗戦直後の
   東久邇宮内閣でも外務大臣を務めた。昭和20年
   (1945年)9月2日、東京湾上に停泊した米国の
   戦艦ミズーリ甲板上で行われた連合国への降伏文書
   調印式に梅津美治郎とともに日本政府全権として
   出席し、署名を行った。自分は国を代表して屈辱的な
   降伏文書にサインをしに行くが、いつか日本が再び
   繁栄を迎えて降伏のサインをした自分が軽蔑・罵倒
   される日がくることを願いたいという気骨あふれる
   素晴らしい歌である。


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