トップページへ戻る

前のページへ戻る
『 なぜお墓を訪ねるのか?
    〜私がお墓巡りをする理由〜  』
冒頭から何だが、どんなに古く、どんなに立派で

大きくとも、誰のものかわからないお墓には正直、

まったく興味がそそられない。もしも誰のお墓で

あるかは度外視して、そんなことは一切お構い

無しでお墓巡りをしている人がいるとしたら、

その人こそが本当の墓マニアといえるだろう。

(というよりも墓石フェチといった方がいいかも

知れないが…)


私は他にも仏塔(五重塔・三重塔)などにも

興味があり、お墓と同じように訪ね歩くのをライフ

ワークとしているが、仏塔(五重塔・三重塔)が、

ズバリ「それその物」が興味と関心の対象となるのに

比べ、お墓巡りの場合は「お墓その物=墓石」が

興味と関心の対象となることはほとんどない。

では、なぜお墓を訪ね歩くのかといえば、私は

そのお墓に眠っている(あるいは供養されている)

とされる人の在りし日を偲ぶためにお墓巡りを

しているのである。そしてお墓を目の前にして、

その方の一生やその方が生きていた、遥か

遠い遠い昔の時代に想いを馳せ、胸を

熱く、熱く、たぎらせるのである。


そうである。ひとたび、歴史に名を残した

先人達が眠っている墓を目の前にするとそこに

眠っている人が活躍した当時の時代背景や

地域情勢、そして、その人の波乱に満ちた人生の

軌跡等が私の脳裏に勝手に込み上げてきて

(いわゆる感情移入ってやつ)日本人がこれまでに

作り上げてきた悠久の歴史を偲ぶことができ、

深い感慨を覚えずにはいられないのである。

だから、私はしばし墓前で時が過ぎるのも

忘れて「ただただ」佇んでしまうのであろう。


そして、きっとこれからも、私はお墓という

フィルターを通じて、大好きな日本の歴史に

想いを馳せるために、飽きることもなく、未来

永劫変わることもなく、お墓巡りを永遠に

続けていくのである。