心を打つ、美しい日本語。

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『あ行』

 『秋山真之』 敵艦見ユトノ警報ニ接シ、聯合艦隊ハ直チニ出動、之ヲ撃滅セントス。 本日天気晴朗ナレドモ波高シ
 『足利義輝』 五月雨(さみだれ)は つゆか涙か 時鳥(ほとどきす) わが名をあげよ 雲の上まで
 『飛鳥井雅世』 白妙の 真砂(まさご)のうへに 降りそめて 思ひしよりも つもる雪かな
 『阿南惟幾』 一死以テ大罪ヲ謝シ奉ル 昭和二十年八月十四日夜 陸軍大臣 阿南惟幾 神州不滅ヲ確信シツツ
 『有島武郎』 浜坂の 遠き砂丘の 中にして さびしき我を 見出でけるかも
 『在原業平』 ついに行く 道とはかねて 聞きしかど 昨日今日とは 思はざりしを
          世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし
 『井伊直弼』 咲きかけし たけき心の ひと房は 散りての後ぞ 世に匂ひける
 『石川誠三』 母上よ 消しゴム買ふよ 二銭給(たま)へと 貧をしのぎし あの日懐かし
 『石田三成』 筑摩(ちくま)江や 芦間に灯す かがり火と ともに消えゆく 我が身なりけり
 『上杉鷹山』 受次て(うけつぎて) 国の司(つかさ)の 身となれば 忘るまじきは 民の父母(ちちはは)
          国家は先祖より子孫へ伝え候(そうろう)国家にして、我私すべき物にはこれ無く候(そうろう)
 『大石内蔵助』 あらたのし 思ひは晴るる 身は捨つる 浮世の月に かかる雲なし
 『大石主税』 あふ時は かたりつくすと おもへども わかれとなれば のこる言の葉
 『大江千里』 
もみぢ葉を 風にまかせて 見るよりも はかなきものは 命なりけり
 『織田信孝』 昔より 主(あるじ)内海(討つ身)の 野間なれば むくいを待てや 羽柴筑前
 『沖田総司』 動かねば 闇にへだつや 花と水
 『小野小町』 花の色は うつりにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせしまに


『か行』
 『皇女和宮』 惜しまじな 君と民との ためならば 身は武蔵野の 露と消ゆとも
 『鴨長明』 行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。
 『紀貫之』 やまと歌は、人の心を種として、万(よろづ)の言の葉とぞなれりける
 『紀友則』 ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ 
 『北畠親房』 大日本は神国なり。天祖はじめて基をひらき、日神ながく統を伝へ給ふ。
          我国のみ此事あり。異朝には其たぐひなし。此故に神国と云ふなり。
 『楠木正行』 返らじと かねて思えば 梓弓 なき数に入る 名をぞとどむる 
 『邦省親王』 世中を はかなき夢と ききながら いつまでさめぬ 心なるらむ 
 『栗林忠道』 国の為 重きつとめを 果し得で 矢弾尽き果て 散るぞ悲しき 
 『月清』 世のなかに 惜しまるるとき 散りてこそ 花も花なれ いろもありけれ
 『光厳天皇』 さむからし 民のわらやを 思ふには ふすまの中の 我もはづかし
 『後花園天皇』 満城の紅緑誰が為に肥ゆる


『さ行』
 『西行』 なにごとの おはしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる
       願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ
 『坂本龍馬』 世の人は 我を何とも 言はば言へ 我がなすことは 我のみぞ知る
          君がため 捨つる命は おしまねど 心にかかる 国の行く末
          日本を今一度せんたくいたし申し候
 『真田信之』 何事も 移ればかわる 世の中を 夢なりけりと 思いざりけり
 『慈円』 深くしれ 人の有(ある)をぞ 世とはいふ そむかば人の 世もあらじかし
 『重光葵』 願はくば 御国の末の 栄行き 吾名さげすむ 人の多きを
 『島津忠良』 急ぐなよ また留まるな わが心 定まる風の 吹かぬ限りは
          いにしえの 道を聞きても 唱えても 我が行いに せずばかいなし
          少しきを 足れりとも知れ 満ちぬれば 月もほどなく 十六夜(いざよい)の空
 『清水宗治』 浮世をば 今こそ渡れ 武士(もののふ)の 名を高松の 苔に残して
 『少弐政資』 花ぞ散る 思へば風の 科ならず 時至りぬる 春の夕暮
 『昭和天皇』 朕ハ時運ノ趨ク所 堪ヘ難キヲ堪ヘ 忍ヒ難キヲ忍ヒ 以テ萬世ノ為ニ 太平ヲ開カムト欲ス
 『親鸞』 明日ありと 思う心の あだ桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは
       善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや
 『丈草』 さみしさの 底ぬけてふる みぞれかな
 『心敬』 絶え間なく さそふ風より ただ一葉 心とおつる 庭ぞさびしき
 『菅原道真』 東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ
 『千利休』 稽古とは 一より習ひ 十を知り 十よりかへる もとのその一


『た行』
 『平重盛』 忠ならんと欲すれば孝ならず 孝ならんと欲すれば忠ならず
 『高杉晋作』 面白き 事もなき世を 面白く すみなすものは 心なりけり
 『沢庵宗彭』 人みな 我が飢を知りて 人の飢を知らず
          心こそ 心迷わす 心なれ 心に心 心ゆるすな
 『武田信玄』 人は城 人は石垣 人は堀 情けは味方 仇は敵なり
 『竹久夢二』 
待てど 暮らせど こぬ人を 宵待草(よひまちぐさ)の やるせなさ 今宵は月も 出ぬさうな
 『東巌慧安禅師』 
末の世の 末の末まで 我が国は 万(よろず)の国に すぐれたる国
 『東郷平八郎』 皇国ノ興廃此一戦ニ有リ。各員一層奮励努力セヨ。
 『道元』 春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて すずしかりけり
       いたずらに 過ごす月日の 多けれど 道を求むる 時ぞ少なき
 『徳川家康』 うれしやと 二度(ふたたび)さめて ひとねむり 浮世の夢は 暁の空
          人の一生は重荷を負って遠き道を行くが如し、いそぐべからず。
 『徳川慶喜』 この世をば しばしの夢と 聞きたれど おもへば長き 月日なりけり
 『豊臣秀吉』 つゆと落ち つゆと消へにし 我が身かな 浪速のことも 夢のまた夢


『な行』
 『中村草田男』 降る雪や 明治は 遠くなりにけり


『は行』
 『林芙美子』 花の命は短くて 苦しきことのみ多かりき
 『藤原定家』 見わたせば 花も紅葉(もみじ)も なかりけり 浦の苫屋(とまや)の 秋の夕暮
 『別所長治』 今はただ 恨みもあらじ 諸人の 命に代はる 我が身と思へば
 『北条政子』 皆心を一にして奉るべし。これ最期の詞なり。
 『細川ガラシャ』 散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ
 『細川藤孝』 古(いにし)へも 今もかはらぬ 世の中に 心のたねを 残す言の葉
 『本田重次』 一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ(本田重次)


『ま行』
 『正岡子規』 柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺(正岡子規)
 『増田利男』 散るために 咲いてくれたか 桜花 散るこそものの 見事なりけり
 『松江重頼』 悲しい時は身一つ
 『
松尾芭蕉』 閑(しずか)さや岩にしみ入る蝉の声
          五月雨(さみだれ)をあつめて早し最上川
          夏草や兵(つはもの)どもが夢の跡
          秋深き 隣は何を する人ぞ
         
物言えば 唇寒し 秋の風
 『三浦義同』 討つ者も 討たるる者も 土器(かわらけ)よ くだけて後は もとの塊(つちくれ)
 『源実朝』 大海の 磯もとどろに 寄する波 割れて砕けて 裂けて散るかも
 『源頼政』 埋もれ木の 花咲くことも なかりしに 身のなる果てぞ 悲しかりける
 『宗良親王』 偽りの 言の葉にのみ ききなれて 人のまことぞ なき世なりける
 『村田珠光』 月も雲間のなきは嫌にて候
 『室生犀星』 ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの
 『明治天皇』 あやまちを いさめかはして 親しむが まことの友の 心なるらむ


『や行』
 『山岡鉄舟』 晴れてよし 曇りてもよし 不二(富士)の山 もとの姿は 変わらざりけり ※時代を調べる
 『山本五十六』 
やってみせ 言って聞かせて させてみせ ほめてやらねば 人は動かじ。
 『与謝野晶子』 
かまくらや みほとけなれど 釈迦牟尼は 美男におわす 夏木立かな
 『吉田松陰』 かくすれば かくなるものと しりながら やむにやまれぬ 大和魂
 『吉田兼好』 徒然なるままに…
          世は定めなきこそ、いみじけれ     
 『良寛』 うらを見せ おもてを見せて 散るもみぢ
       夢の世に かつまどろみて 夢をまた 語るも夢 それがまにまに


『詠み人知らず』
  悟りとは 悟らで悟る 悟りなり 悟る悟りは 夢の悟りぞ
  実るほど 頭(こうべ)を垂れる 稲穂かな
  数々の恨みをかえせ月の声

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