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 ついに行く 道とはかねて 聞きしかど
 
 昨日今日とは 思はざりしを



  出典 : 古今和歌集


  作者 : 在原業平

  
  意訳 :
   人間誰しも最後にはたどる死出の道だとは、
   聞き知っていたけれど、それが昨日今日と
   いうほどに差し迫ったものだとは思わなかった。


  解説 :
   在原業平の辞世の句。突然訪れた死に対する驚きの
   素直な吐露が、古来率直で飾らない辞世の歌の鑑と
   される。ただし、 あと少し長生きすれば公卿(閣僚)に
   なれたのに、という世俗的な口惜しさを言い表したもの
   と解釈する見解もある。