五重塔・三重塔のページへ戻る

トップページへ戻る

名称

清水寺三重塔
総高 約21.2m 文化財指定 県指定文化財
所在地 島根県安来市清水528
建立年 安政6年
(1859年)
建築様式 おおむね和様
構造形式 三間三重塔姿。本瓦葺。素木造り
塔の外観
・内観
塔の歴史
清水寺は、推古5(597)年尊隆によって
開基された。一時廃れたが、大同元(806)年
盛緑が勅命により再興、以後、山陰屈指の
天台宗の霊場として大いに栄えた。盛時には
四十余坊をもつ大伽藍だったと伝えられるが、
戦国時代、毛利・尼子合戦の兵火により、
根本堂以外の建物が焼失した。江戸時代に
入って復興されたが、旧観に及ぶべくも
なかった。三重塔は文政9(1826)年恵教の
発願により、棟梁・富谷寛太によって起工、
33年後の安政6(1859)年に完成した。
完成時には発願者恵教、棟梁富谷寛太も
すでになく、棟梁は富谷寛太から子、そして
孫の唯市の代となっていた。参拝者は
聖なる塔内に入ることができ、二層、三層
にも登れるように階段が設けられており、
このような設備があるのは江戸時代以前の
塔では例がなく、構造的に珍しいもので
あるとともに、山陰地方唯一の塔としても
貴重な遺構である。

俺の感想
コメント

塔に魅せられたものが、中に入ってみたい、
中はどうなっているのだろう、塔に登ってみたいと
思うのはごく自然な感情だと思う。が、残念ながら
仏塔の中は基本的に非公開で立ち入り禁止である。
しかしながら、全国で唯一、塔の中に入り、
二層、三層へと登ることができる仏塔がある。
それがこの清水寺三重塔である。普段、どんなに
望んでも決して入ることのできない仏塔の中に
入ることができる、いわば「夢叶う仏塔」である。
内部は窮屈で急な階段が設けられていて、
二層、三層では外に出ることもできる。
また三層よりの展望は特に素晴らしく、
拝観券には「塔より全山眺むれば心はすでに
浄土の世界」と書いてあるが、それもあながち
嘘ではないなと思えたほどである。