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 散るために 咲いてくれたか 桜花 
 
 散るこそものの 見事なりけり



  作者 : 増田利男


  意訳 :
   散ることがわかっているのに、それでも咲いて
   くれたか桜の花よ。しかし散っていく姿にこそ
   人も桜も本当の美しさがあるものだ。



  解説 :
   この歌は神風特別攻撃隊の一員として台湾宜蘭から
   沖縄中城湾へと飛び立つ前に詠んだ辞世の句である。
   増田利男は昭和二十年四月十一日に台湾宜蘭より
   出撃し還らず。享年二十二。