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四季折々の滝を巡る旅
『〜滝の水量〜』

それで「すべてが決まる」わけではないが、その
 
滝にどれだけの水が流れているかというのは、
 
かなり重要で、その滝を観た時の感想・評価・
 
感激度
に直結することが多い。よく百選に
 
選ばれている名瀑を観た時に
「これがホントに
 
百選の滝?」と疑問を抱くことがあるが、そんな時に

 
決まって耳に入ってくるのは「今日(今の時期)は
 
滝の水量が少ないんだよ。最近は全然雨が
 
降ってないからね(この時期は全然雨が降らない
 
からね)」
という言葉…。百選に選ばれている
 
滝は日本全国にある。遠隔地にある滝は、
 
そう何度も行けるものではない。また滝に到達
 
するまでに何時間も掛かることもある。そうした
 
数々の難題・障壁を乗り越え、辿り着いた滝に
 
水がチョロチョロとしか流れてなかったとしたら…。

 
どれだけ落胆するかは説明するまでもないだろう。
 
それでもまだチョロチョロとでも流れていれば
 
まだマシな方だが、私の場合、一番悲惨
 
だったのは百選に選ばれている滝にも

 
関わらず枯れ滝となっていて、水が一滴も
 
れていなかったということが過去に
一度だけ
 
あった。(これなどは本当に痛恨の極みであった…)
 
逆に台風一過など、大雨が降った翌日以降は

 
一気に水量が増量し、普段は何ら特徴のない
 
滝でもいわゆる
豪瀑と化すこともある。一般的に
 
滝はその水量が多ければ多いほど迫力が増す。
 
例を挙げれば直瀑の場合、水量が増せば
 
滝が太くなり、より力強い印象を受けるようになる。
 
逆に水量が少ないと滝は細くなり、どことなく
 
弱々しい印象を受けるようになる。また分岐瀑の
 
場合、水量が増すと滝の幅がより広くなり、

 
美しさをさらに際立たせるようになる。逆に
 
水量が少なくなると、滝の幅が狭くなり、岩盤の
 
水が流れた跡などから(もっと水量が多ければ…)
 
本当ならここにも水が落ちているんだろうな…と
 
非常に悔しい想いをすることもある。(但し、
 
分岐瀑の場合は余りにも水量が多くなり過ぎると
 
分岐瀑本来の美しさを損なうこともある)
 
こうして改めて考えてみると、やはりそれが
 
「すべて」ではないとはいえ、
滝の水量は
 
とても重要なものである。もし可能ならば滝を
 
観る時にはその滝がベストな状態にある時に
 
観瀑したいものである。