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 散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 
 
 花も花なれ 人も人なれ



  作者 : 細川ガラシャ


  意訳 :
   花も人も散りどきを心得てこそ美しい。


  解説 :
   細川ガラシャの辞世の句。細川ガラシャは
   明智光秀の娘で、名は玉。細川忠興に嫁いだが、
   1582(天正10)年、明智光秀が本能寺の変を
   起こし、山崎の合戦で豊臣秀吉に敗れると、秀吉に
   遠慮した忠興によって幽閉された。しかし、1584年に
   秀吉の計らいで忠興とガラシャは復縁し、ガラシャは
   大坂の細川家屋敷の忠興のもとに戻った。キリスト教に
   入信したのは1587年で、ガラシャの洗礼名もその時
   からである。関ヶ原の戦いに際し、石田三成から人質と
   して大坂城に入ることを強要されたが承知せず、家老の
   小笠原小斎に胸を突かせて死に、細川家の面目を
   保った。このことは、婦徳(ふとく)の鑑(かがみ)と称えられ、
   世間の同情は細川家に集まる結果となった。


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