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温 泉 名 常布の滝下温泉
温泉の写真
所 在 地 群馬県吾妻郡草津町草津
秘 湯 度 ☆☆☆☆☆
お薦め度 (生半可な気持ちでは行かない方がいいです。)

〜コ メ ン ト〜

日本一有名といっても決して過言ではない草津温泉。

そんな草津温泉の所在地でもある群馬県吾妻郡

草津町には、実は、地元の人にさえ、その存在を

ほとんど知られていないという幻の名瀑「
常布の滝」が

存在しています。普段であれば行き当たりばったりで旅を

するのを好む私も、さすがにこの常布の滝を目指すに

当たり、事前の情報収集は怠りなく行おうとしましたが、

インターネット全盛の現在とはいえ、常布の滝に関する

情報は正直あまりにも少な過ぎました。常布の滝に行ったと

いう記事や常布の滝の写真を掲載しているページそのものは

かなりの数に及ぶものの、肝心の常布の滝へのルートに

関する情報はほとんど得られなかったからです。困った私は

草津町役場へも問い合わせをしましたが、常布の滝

目指すことについては危険を伴うので役場としてはあまり

お勧めすることはできないと釘を指されてしまいました。

秘瀑中の秘瀑といわれるだけあってこれまでにない

困難が待ち構えていることは、容易に予想することが

できました。しかし、私は意を決してこの「常布の滝」を

目指すことにしました。また、どうせそこまでするからには、

道中誰にも会いたくない、そして「常布の滝」を独り占め

したいと考えた私は、夜が明け切らぬうちに草津温泉街

へと到着し、夜明けと共に、満を持して「常布の滝

へと歩を進めました。さて、前振りが長くなりましたが、

実は私がこの「常布の滝」を目指したのにはもう一つの

理由がありました。それは常布の滝の下にも小さな滝があり、

その滝の裏には湯船が存在していて温泉が湧き出ていると

いうまことしやかな噂話しを耳にしていたからでした。


実は、これこそ「知る人ぞ知る」

「あるいは日本一の秘湯ではないか」と

その筋では密かに語り草となっている

「常布の滝下温泉」です。



しかし、予想通り常布の滝へ到達するまでの道は

「上級者向けコース、熊出没注意、岩場が多く滑りやすく

危険、登山に自信のない方はご遠慮下さい、足場が悪く

経験を要する危険場所あり、自己の責任において判断して

ご利用下さい」等々、警告を促す看板が・・・。


〜中略〜


その後、数々の困難の末、常布の滝に到達し、

感動に打ち震えながら半日余りを過ごした私は、

いよいよ常布の滝下温泉を目指すこととなりました。

しかし、この時の私は「常布の滝下温泉は

常布の滝の下流にある」という非常に曖昧なこと

以外には何の情報も持ち合わせていませんでした。

一口に下流といってもどれだけ下流にあるのか・・・。

しかも常布の滝への道は沢登りをしていったわけではない

(川沿いには道がない)ので、帰りの道中ではあやしいと

思われる場所ではその都度、沢まで下りて行って確かめて

みなければならないという何の手掛かりもない事件の

捜査のような絶望的な状況が考えられました。


〜中略〜


その後、七難八苦を経て、ついに私は常布の滝下温泉が

隠れていると思われる滝に到達することができました。

その滝は小さいとは聞いていましたが、なかなかどうして

無名の滝にしておくのは勿体ないと思えるようなそこそこ

立派な滝でした。それはともかく慎重に滝の裏に回った

私は、遂に、遂に「常布の滝下温泉」を発見するに至りました。

そこで私が目にしたものは、常布の滝下温泉こそ

「日本一の秘湯」と押す人がいるのが、素直に

理解できるような情景でした。

そこには流れ落ちる滝の裏に天然の浴槽があるという

信じられない光景が広がっていました。しかもお湯は

茶褐色のにごり湯でした。あと、湯船の奥にはなぜか?

木管が出ていて源泉が並々と注ぎ込まれていました。

実は、私が訪ねた時は滝の水が容赦なく湯船に直接

入り込んでいて、とてもぬるかったので、ある意味シャレに

ならなかったのですが、これも天然の野湯の魅力と

いうことでしょうか?