百四丈滝エピローグ
 
私は「最強の難航滝」である百四丈滝にアタック
するために知らず知らずのうちに滝マニアとして
「自分史上最強」の状態となっていたようです。

百四丈滝に備えて体重を落としたものの毎日運動を
してヘトヘトになってしまう自分を「体重も落ちたが
体力も落ちた」と思っていました。

ところがいざ蓋を開けてみると百四丈滝の全行程
二泊三日の中で一度も疲れたりへばることもなく、
また、一度もツラいと思うこともなく、余裕と余力を
持ちながら帰ってくることができました。

以前は片道2時間以上掛かるような滝に行く度に
「もうこんなツラいことは二度としたくない。今日を
もって滝巡りは絶対にやめる」といつも思っていた
ヘタレの自分の姿しか記憶にない私にとっては
とても衝撃的なことでした。

そして私は『自分史上、滝マニアとしてキャリアハイ』
の状態になっていることを確信しました。

実は同じような経験をしたことが過去に一度だけ
あります。それは日本の五重塔・三重塔を110基余り
見た時に「今、自分の『仏塔を見る目』は最高のレベルに
達した!仏塔マニアとしてついに行き着くところまで
行き着いた!」と確信したことがあります。

そして同時にこのキャリアハイの状態はいつまでも
続くわけがないとも思いました。事実、私の『仏塔を
見る目』はその瞬間を頂点として落ちる一方でした。

今ではすっかり仏塔マニアとしては落ちぶれて
しまって仏塔を見ても正直ぶっちゃけ、いまいち
『ピンときません』

話を戻して「多分?滝マニアとして『キャリアハイ』の
状態になっているはずの今の私」しかしながら過去の
経験からこの状態が長く続くわけがないことは
明白です。怠け者の私がこの状態を維持する努力を
するとも思えません。

といっても一気にこの「最高レベル」の状態が下がる
わけもないので、再訪問したいと思っている滝も
たくさんあることだし、今のうちに出来るだけ
滝巡りをした方がいいのだろうか?
 
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