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名 称  漫湖 別館のブログへ
写 真
所在地  沖縄県那覇市、豊見城市

〜コ メ ン ト〜

漫湖は沖縄本島の南部、那覇市を流れる国場川と豊見城市を流れる

饒波川の合流地点に形成された河口干潟である。漫湖という名前には

『湖』という文字が入っているが湖ではなく、河口にできた干潟で、海から

3km程度内陸にあるが、海と同じように潮の満ち引きがあり満潮になると

海の水が漫湖に入ってきて、漫湖のほとんどの部分が水の中に沈み、

一方、干潮になると最大で47haほどの泥の干潟が出現する。漫湖は

海・川・陸が接する場所で、水域・泥干潟・マングローブ林・ヨシ原

という異なった環境が、比較的狭い範囲に隣り合って分布していて、

シギ・チドリ類や絶滅の危惧されるクロツラヘラサギなど、数多くの

渡り鳥が集まる国内有数の飛来地でもある。鳥類は101種の水鳥を

含むおよそ200種がこれまでに観察されているといい、このような鳥たち

の餌となるカニや貝、ゴカイなどの底生生物も豊富で泥の中には、

オキシジミや日本では漫湖でしか確認されていないモモイロサギガイ

などが生息しているという。平成11年5月には、全国で11番目の

ラムサール条約登録湿地となったが、かつて国場川は水の汚れが

全国ワースト4に入るほど汚れた川だったという。しかしながら、最近では

下水道の整備や養豚場からの排水の改善などの影響により、水質は

ずいぶんと改善されてきており、国場川流域の市町村が「国場川水系

環境保全推進協議会」を結成するなどして保全に努めているという。

また、漫湖もラムサール条約への登録を機に自然環境の重要性が

注目を集めるきっかけとなり、市民の間でも漫湖の環境保全に対する

関心は高まり、ラムサール条約に登録された1999年には「ラムサール

条約ワークショップ」や「漫湖環境フォーラム」が開催され、登録直前の

1999年4月末に開催された「漫湖大清掃」では500人近くもの市民が

参加し、その後、地域や市民団体などからなる「漫湖自然環境保全

連絡協議会」が設立(1999年7月)、そして漫湖水鳥・湿地センターが

開所(2003年5月)し、ラムサール条約の目的である保全や賢明な

利用への理解を深めていくための活動が行われているという。

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