滝の名前  蔵王不動滝 別館のブログへ
滝の写真
所 在 地 宮城県蔵王町倉石岳国有林地内
滝へのアクセス 車を停めてから40分程度で到着。
滝との密着度 滝壷まで行ける。
滝を見た時
の感激度
☆☆☆☆☆

〜コ メ ン ト〜

蔵王不動滝は「不動滝展望台」または日本の滝百選の一つ

ある三階滝を観ることができる「滝見台」から遠望するのみの

滝である。しかしながら実際のところ遠望するのみでは

いい滝なのかどうかはよくわからない。滝壺へと至った

人たちのレポートを読むと大絶賛されているのだが、やはり

写真を見ただけではよくわからない。どうしても本当にそんなに

いい滝なのかなぁ〜?という疑念が拭えなかった。実はこの

蔵王不動滝には滝壺へと至る遊歩道があったのだが、現在では

崩落箇所が何ヵ所もあり、以前のルートは消滅してしまっている

ので、正規のルートというものがない。このため、この蔵王

不動滝の滝壺へ行こうとするならば、道なき道を進んで下流の

沢へと降り立ち、そこから沢登りをする必要があるなど、もはや

一般的には到達不可能なかなり難易度の高い滝となって

しまっている。しかしながら、滝壺から観る蔵王不動滝は全国

屈指といっても決して差し支えがない豪快な姿をしていて

一瞬で度肝を抜かれてしまった。その落差は54m。滝の横幅は

16mである。この「落差と幅」は数字だけをみると際立っている

わけではないのだが、特筆すべきはその膨大な水量である。

この蔵王不動滝は分岐瀑のようにいつくもの分岐を繰り返し

ながら、末広がっているものではない。滝の落口から滝壺まで

16mという同じ幅を維持しながら落下しているのである。これは

前述の通り、その膨大な水量により成し得ているものであるとは

いえ、日本中を探しても類例が他にはないのではないかと

思われる豪快な姿にはただただ圧倒されるだけだった。また、

滝を取り囲むような形をしている滝の周囲の岩盤も「目の前に

そびえ立ち、行く手をさえぎる、立ちふさがる」といった表現が

ピッタリな実に雄大な絶景となっていて、この滝の景観をより

一層引き立てていて最高の空間を演出していた。この日本

屈指の豪瀑の真の姿は滝壺へと降り立たないと知ることは

できない。展望台や滝見台からの遠望でこの滝のことを

語るのは失礼極まりないと思う。何とかもう一度遊歩道を

整備してほしいと願ってやまない。

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