旅行記&季節の便りにようこそ!


                「東京スカイツリーのデザイン監修 澄川喜一(元東京芸大学長)」
中国自動車道・周南市鹿野ICを過ぎると、次は島根県六日市ICになります。この六日市町(現吉賀町)に六日市温泉があります。この温泉施設は町営で立派な宿泊施設“ゆらら"があり、温泉入浴料金(大人360円安い・内湯源泉かけ流し、露天風呂、ミストサウナ)、温泉施設の隣には立派な25m屋内プール,レベルの高い4種類のジャグジープール、アロマサウナ(2時間おきにミント、ラベンダー、レモンの香り等の熱風サービス)があります。この“ゆらら”の広大な敷地内にこの六日市出身で有名な澄川喜一先生作のモニュメントが2つあります。その大きさを私の背丈で確認して下さい。もう1つはその半分位の大きさです。何とそこに宇部野外彫刻展(ビエンナーレ)の作品3つが購入され展示されていました。世界的デザイナー・森英恵さんも六日市出身です。 






                               「長湯温泉 ラムネの湯」
今年のゴールデンウィークは連休真ん中の5/3日に当番医が当たっていましたので長期の旅行は無理でしたから、この時と思って一度は行ってみたかった大分竹田市にある長湯温泉“ラムネの湯”に行きました。ここは日本の名湯5湯の中に入る温泉です。私が入った中で一番の温泉でした。32℃の源泉かけ流し高濃度炭酸泉、露天風呂に入ると全身にラムネ様の水泡が付着し1時間浸かっておれます。皮膚から炭酸ガスが吸収され、それが全身の血管を拡張して血流がスムーズになり血圧を下げ心臓の負担が軽くなります。全身の皮膚がほんのり赤くなりあらゆる病気が治るような気がしました。32℃の低温ですから隣接するサウナに入ったり40℃の内湯に入ったりして1時間入湯します。「これぞラムネの湯だ」と文豪・大仏次郎が世界に紹介したことでも有名です。 




 旅行記 カエデ(メープル)の紅葉のカナダ・バンクーバーへの旅行”


カエデの紅葉が美しい時期のカナダに是非行ってみたいと思っていました。H2810月中旬の1週間、夫婦二人の個人旅行でバンクーバーに行きました。カナダの国土は日本の27倍あり、人口は3,600万人{日本の約1/4}です。バンクーバーの緯度は北方領土のカラフトのほぼ真ん中と同じ北緯49度ですが、太平洋沿岸は、夏はカナディアン・ロッキー山脈からの風で涼しく、冬はメキシコ暖流のため比較的温暖です。私たちが行った時は丁度日本の11月中旬位の気温で最高気温13度、最低気温7度でした。バンクーバーはインフラ整備が大変進んでおり、教育費(小学校から高校までは無料)、医療費も手厚く、バリヤーフリーが徹底しております。カナディアン・ロッキー山脈の積雪からの水量が豊富で、水力発電による電力が豊富で電気代が安く、市バスの多くが電力で動くトロリーバスです。



バンクーバーは、カナダ本土とバンクーバー島に挟まれたジョージア海峡に面して発展した港湾都市です。その北方にあるノース・バンクーバーにキャピラノ渓谷があり、この渓谷に架かるつり橋が観光名所になっています。公園に入ってすぐに最長のつり橋があり長さは134mで、谷底から橋までの高さは約70m.、ゆらゆら揺れる橋を渡るのはスリル満点(怖い)です。つり橋を支える樹木は、寒帯雨林の木々で、高さ約80m、樹齢200年を超えるものがほとんどです。このつり橋のほかに長短色々の7つのつり橋がありそれを支える木々のほとんどがダグラスファー(ベイマツ)です。小雨が降っていましたので雨具のカッパは無料配布です。ツリートップ・アドベンチャー公園です。

滞在
3日目、オプショナルツアーでバンクーバー(ブリティッシュ・コロンビア州)の州都ビクトリアきっての観光名所「ブッチャート・ガーデン」に行きました。この観光ガーデンは、かつて広大な石灰岩の岩盤を見つけ、この石灰岩でセメント工場を作り多大の財を得たジョニー・ブッチャート氏とその夫人が採掘跡地の大きな窪地にガーデンを作ったのが始まりです。約22ヘクタールに及ぶ広大な敷地には、サンクン・ガーデン、ローズ・ガーデン、日本庭園、イタリア・ガーデン、地中海の庭の5つに大きく分けられ、特に見晴らし台から眺めるサンクス・ガーデンの眺望は秀逸でした。


タンレー・パーク:市の中心部から市バスで15分、海に突き出た先端部分にバンクーバー市民の憩いの場所スタンレー・パークがあります。巨木が林立する約400ヘクタールの広大な園内には、水族館やトーテムポールが立ち並ぶ広場、ローズ・ガーデン、テニスコートなどのレクレーション施設、レストランやカフェなどもあります。園内の主要ポイントを回るガイド付き(英語)の馬車に乗ったのですが、海風がもろに吹き付け、本当に寒かったです。


ブリティッシュ・コロンビア大学
( UBC )1915年に創立されたカナダ屈指の名門大学、学生数は約35千人、カナダ西部では最大規模です。留学生を積極的に受け入れていることでも有名です。日本からの留学生も沢山います。ここに日本の紙幣(カナダの紙幣は薄いプラスチックです)の顔写真になった新渡戸稲造博士(カナダでの国際学会に出席の帰途客死しました。著書「武士道」は外国で一番読まれている本の一つです)をしのんで新渡戸記念庭園(北米有数の純日本庭園)があるということで早朝の市バスで行ったのですが、月曜日だったので休園でした。市バスで終点のUBC大学に着くと、そこで大学構内専用の循環バスに乗り換えて、やっと新渡戸記念庭園に着きました。夏期には構内を巡る無料のバス・ガイドツアーもあります。ともかく広い大学構内ですが学生さんたちが講義受講で気忙しく自転車、バスで移動しておりました。


バンクーバー郊外 クィーン・エリザベス公園(現イギリスの王妃エリザベス
2世の母を記念した公園):バンクーバーの公共の乗り物は、市の中心部から1ゾーン、2ゾーン、3ゾーンと広さによってチケットがあり、その各ゾーンの公共の乗り物(電車、バス、連絡船等)はどれでも共通チケット1枚で1日乗り放題、2日乗り放題等になっており地下鉄乗り場等に自動券売機が設置してあり、国別(日本語もありました)案内がありました。我々はその日の予定でチケットを購入して行動しました。ある日の午後、この時間なら郊外にあるクィーン・エリザベス公園に行けると思い、市バスに乗って向かったのですが、現地に着いたら夕方の退社時間頃にバス停に降りました。さて、ここからどう行ったら公園へ行くのかと思案して、我々の前を行く人に道順を尋ねたら、その方は中国系の現地の人で我々をクィーン・エリザベス公園へ連れて行ってくれました。我々の英語力では思うように通じず、その方は現地在住の日本人の友人に携帯電話で確認しながら公園内をガイドしてくれました。本当に恐縮そのものでした。我々の外国旅行はこのような調子で旅行をしています。

バンクーバーは世界で一番住みやすい都市の一つとして知られています。その一端をご紹介します。街を歩いていると車椅子の歩行者を沢山見かけます。通りに面しているオフィスの多くの玄関には車椅子専用の小さいエレベターが設置され階段を上がらずにオフィスに入ることが出来ます
。バスも乗降口が低く、車椅子の人の乗降の時は入口付近の人達が率先して降りて来て車椅子を持ちあげて乗降を助けています。国土が広いのでゆったりと街が作られており自転車専用レーンの上り下りが別々になってます

カナディアン・ロッキー山脈からの雪解け水等で水力電力が豊富ですから排ガス規制からバスの多くが電力で走るトロリーバスです。

タクシーは見事に全てがトヨタのハイブリットカー・プリウスでした。今、カナダでは若者の自動車離れが目立っているそうです。車の購入維持管理(カナダでは車を購入したらその後の車検は一切ありません)にお金がかかること、親からではなく自分で働いて買う意識が高いことなどだそうです。我々夫婦の外国個人旅行は、現地の人と同じように公共の乗り物、スーパー等を利用するように心がけています。今回の旅行記はこれで終わります。


旅行記&季節の便りに戻る