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 旅行記 “絹ちゃん(絹巻先生)、熊ちゃん(熊谷先生)先生、砂ちゃん(砂川)          韓国23日ゆかいな大冒険(20165/3日~5日)”


大阪の小児科開業医の絹ちゃん夫婦、熊ちゃん夫婦と我々夫婦の3組(それぞれ小児科関係全国学会会長経験者)で韓国ソウルに行って来ました。絹ちゃん先生は東大卒の小児科医で、その奥さんが韓国語が非常に堪能な方です。我々夫婦は今までに韓国には4,5回は行ってますが、絹ちゃん先生の奥さんと一緒に行く韓国は普通の旅行では行けない所へ行ける思いから同行しました。最初の写真は我々が宿泊した「ザ・プラザホテル」の真ん前にある総ガラス張りの新ソウル支庁です。4年前に行った時はこの新支庁を大々的に建設途中でした。手前の古い建て物は旧支庁で現在は図書館などに使われています。

今回の韓国旅行、さすがに大阪の先生方お二人です。5/3日現地で集合して一番最初に行こうといったのは、ソウル大学病院それも隣接する小児病院です。何の予約もなく一般患者風に午後の小児科外来の見学をしました。最初の集合写真はソウル大学病院正面玄関前です。もう1枚の写真は隣接する小児病院です。小児科外来では外来通院で癌化学療法を受けている子どもたち?をガラス窓越しに比較的オープンにしてありました。

ソウル大学小児病院を見学後、徒歩で壁画マウル(路上美術館)が見れる近くの駱山公園へ行きました。この路上美術館は、公園を登って行く途中の家の壁や石の階段にひまわりの花や魚の鯉などが見事にペンキで書いてあり、それがネットで紹介され一躍観光客に知れ渡りました。今年の2月の旧正月休みに中国からの団体観光客等が大挙して訪れ、昼夜関係なく大変な騒音だったそうです。そのことに地元の人たちが余りの迷惑に憤慨して、一晩でほとんどの路上壁画を消してしまったそうです。その話を絹ちゃん先生の奥さんから教えてもらったのですが、奥さんが消される前に撮っておいた沢山の路上壁画の写真を見せてもらいました。あれだけの絵を一晩で消してしまう地元住民もすごいと思いました。

5/3日の夜、ソウルで世界のVIPが宿泊するホテル・新羅(シーラ)ホテルの最上階レストランで、昨年の11月に私が頂いた叙勲のお祝いをしてくれました。絹ちゃん先生の奥さんの言葉を借りれば「私はまだ食べたことは無いのですが、一度は食べてみる価値のある美味しい韓国料理!」だそうです。1部屋貸し切で我々6人だけで、おもてなしを受けました。一品ずつ全部で10品が出てきました。高級ワインと共に本当に美味しかったです。全部ご紹介できませんが一部の4品をお見せします。

東京オリンピック国立競技場のデザインで大変話題になったザハ・ハディド氏の作品がソウルにあるということで東大門デザインプラザに行きました。ザハ・ハディド氏はバクダート出身でイギリス在住でした。現代建築における脱構築主義を代表する建築家の一人で、デザインが奇抜すぎてコンテストに優勝しても建築されなかったことも多く“アンビルドの女王”の異名を持っています。時間の関係で外観のみを見たのですが、とにかくどこを見ても直線がなく曲線ばかりのデザインで馬鹿でかく何階建だかよくわからない建て物に圧倒されました。今年の321日に竣工したのですが、予算は当初予定よりかなり大幅にオーバーし、工期もかなり遅れたそうです。ソウル市民の間では賛否の激論がされているそうです。ザハ・ハディド氏は今年331日(65歳)に死没されました。

5/4日は、我々が泊まっているホテル「ザ・プラザホテル」の地下階が地下鉄1号線支庁駅につながっています。その支庁駅から地下鉄に乗って約1時間10分で仁川(インチョン)市に着きます。ハブ空港の仁川国際空港は郊外にあります。仁川市は有名な地方都市で仁川チャイナタウン、自然と歴史・文化が調和する花いっぱいの自由公園、見るだけでも楽しい100年以上の伝統をもつ新浦国際市場等を見て回り国際空港以外の仁川市を堪能しました。夕方、ソウルに帰って前もって予約しておいた元の迎賓館の施設(コリアハウス)で行われる古典舞踏を観劇(約1時間)しました。それからその日の夕食です。歴代大統領が食事に通う韓食堂(イェンナルミンソクチブ)で頂きました。大統領官邸・青瓦台のすぐ近くです。


今回の「韓国23日ゆかいな大冒険」は、絹ちゃん先生の奥さんがすべて計画をしてくれました。それもこの旅行のために絹ちゃん先生奥さんは、この2月(ソウルは厳寒(-18℃位)の時期)に旅行予定地の現地確認旅行をしてくれておりました。さすがに韓国語が堪能で韓国を知りつくした絹ちゃん先生奥さん、ソウルの最高級ホテル新羅(シーラ)ホテルの最上階レストランの韓国料理、元迎賓館での古典舞踏観賞、歴代大統領が通う韓国料理店、5/5日帰る日の昼食は鳥料理「正統参鶏湯(サムゲタン」でした。今回ソウルへ行った印象は、町全体がとっても綺麗に整備され、五月という季節なので新緑と花が咲き誇り、行き交う人達も軽装で若い人たちの足がすっきり伸びて綺麗でした。韓国は55日の子ども日だけが休日でしたが、親子連れで休日を楽しんでいました。いろいろ国内外に問題を抱えている韓国ですが、実際に現地で見る韓国は今後より一層発展して行くと思います。



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