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“ドイツ鉄道でめぐる二人旅”


H249/1623日、家内と南ドイツ二人旅をしました。ドイツはヨーロッパ諸国のなかでも、有数の鉄道網を誇る鉄道王国です。各都市、街にくまなくはりめぐらされた路線は、正確(日本の列車の時間の正確さにはさすがにおとりますが)かつ安全に移動できる列車は利用客も多く、しかも、本数や種類も多いので自分たちにあった旅行が出来ます。そのようなことで今回の私たちの旅行はドイツに滞在する5日間をフルに利用して各都市を訪問するジャーマンレイルパス5日間乗り放題を日本で購入して(このパスは日本で買って行きます。現地ドイツでは買えません)、南ドイツのドイツ鉄道(DB)の拠点フランクフルト中央駅に隣接するホテルに宿泊して5日間鉄道による日帰り旅行をしました。DBでは国内の主要都市及び国際線を結ぶ新幹線(ICE)、最も本数が多く主要都市のほとんどを結んでいる特急(IC)ICをカバーしていない地方を走る地域急行(IR)、周辺地域の快速(RE)、地方の街を結ぶ各駅停車(RB)、フランクフルトで近郊の町に向かうSバーン、そして一部私鉄(フランクフルト中央駅始発)も乗り放題です。但し地下鉄のUバーン、市内バス、路面電車(トラム)はこのパスは使えません。これらのチケットはすべて自動販売機です。今回の旅行記はこのDBパス5日間で行った南ドイツ5都市を主に写真で紹介します。過去にイギリス、フランス、イタリア旅行などでも鉄道を利用したのですが、今回はあえてセカンドクラスに乗り地元の人たちとフルに接触することを選びました。おかげでドイツ人の合理性、勤勉さ、清潔感などを肌で感じることができ、ドイツという国を少しでも多く知ることができました。



◎フランクフルト中央駅






◎ニュルンベルク(バイエルン州ではミュンヘンに次いで2番目に大きい都市)



おもちゃで有名な町です:おもちゃ博物館

ドク・ツェントルム:第1回のナチス党大会会場跡・ニュンベルク軍事裁判資料館


◎ハイデルベルク(ドイツ最古の大学・8人のノーベル賞の受賞者を排出。山の上の古城とバロック風の街並み。約40年前に行ったことがあるのですが、当時と比較して今は観光客も多く、おもむきがずいぶん変わっていました)

ゲーテをはじめ多くの詩人や哲学者が歩いた哲学者の道から

ハイデルベルク城内で



◎リューデスハイム(ラインの真珠とも呼ばれている小さなかわいらしい町。ライン川下りの乗船地)

ブレムザー城・内部がワイン博物館



◎ライン川下り

ライン川下り乗船場

ライン川の沿岸にはいろいろな古城が点在しています。昔、川の通行税を領主が徴収しておりました。


ドイツの父なる川といわれるライン川

有名なローレライの岩壁

ライン川下りを途中で下船して沿線を走る私鉄に乗り換えて車窓からのライン川下りをしながら次の目的地ケルンを目指しました。平日の昼下がりなので車内にはほとんど乗客はいません。清潔な車内をご覧ください。



◎ケルン(ドイツの重工業の中心を担うルール工業地帯の中心地です。ケルン近くになっても郊外には森や林が広がって、世界屈指の工業地帯にいるとは思えません。ドイツ人の環境保護の意識の高さが分かります)

ケルン駅に降りますと、大聖堂が想像以上のスケールで目に飛び込んできます。


◎ヴェルツブルク(医師シーボルトが生まれた町。X線を発見して第1回ノーベル物理学賞を受賞したレントゲンが研究した大学があります)

歴代の大司教の居城兼要塞・マリエンベルク要塞。ブドウ畑の中を歩いて登りました。


世界遺産レジデンツ。大司教の宮殿として建てられフランスのベルサイユ宮殿に劣らない見事なものです。鏡の間もあります。庭園も見事です。



◎ローテンブルク(中世の面影をほぼ完璧に残している町。日本人観光客も多いです)

市庁舎と高さ60mの鐘楼。本当に狭い階段を登って写真を撮りました。



これで今回の旅行記を終わります。地元で飲むドイツビール、白ワイン、本当に美味しかったです。



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